「北京オリンピックのフィギュアスケート会場から伝えてもらいましょう」と、司会の谷原章介が11日(2022年2月)に取り上げたのはROCのカミラ・ワリエワ選手(15)をめぐるドーピング疑惑問題だ。リンクで練習するロシア選手たちを見ながら、スタンドから堀池亮介アナウンサーが「ドーピング疑惑は現在も波紋が広がっています」と話した。
堀池亮介アナ「今後、正式発表があるのか、注目されます」
その疑惑は、8日に予定されていたフィギュア男女団体のメダル授与式が延期されたことから表面化。IOC(国際オリンピック委員会)がおとといの記者会見で「国際スケート連盟と法律相談が必要な事態が発生しました」「メダルを獲得した選手がかかわっている」とコメントしたのだ。ワリエワ選手から去年12月の検査で血流をうながす薬物トリメタジジンが採取されたというメディア情報がつづいた。
きのう北京の首都体育館で行われた公開練習では、ワリエワ選手はときたま笑顔もあったが、リンクを後にする時は首を横に振っただけで、記者の質問には無言。去り際に右のこぶしを突き上げる動作をした。
女子フィギュアは15日にショートプログラム、17日にフリープログラムが予定される。堀池アナは「今後、正式発表があるのか、注目されます」と決まり文句で締めくくった。
(あっちゃん)