羽生結弦「誰かに褒めてもらいたい」 ナヲ「褒めます!みんな褒めてます!」

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   北京五輪はきのう10日(2022年2月)、フィギュアスケート男子のフリーが行われ、羽生結弦選手が前人未踏の4回転アクセル(4回転半ジャンプ)に挑んだ。回転が足りずに転倒したが、国際スケート連盟公認大会で初めて、4回転半を跳んだと認定された。11日の「スッキリ」では、4位になった羽生選手のほか、銀メダルの鍵山優真選手、銅メダルの宇野昌磨選手の演技をたっぷり振り返った。

   日本テレビならではの貴重な映像となったのが、羽生選手の演技終了後の取材エリアでのやりとりだ。淡々と各メディアの取材に応じていた羽生選手だったが、今回日本テレビの五輪メインキャスターを務めているトリノ五輪金メダリストの荒川静香氏の前で立ち止まると、異変が起きた。

  • 羽生結弦選手(2018年撮影)
    羽生結弦選手(2018年撮影)
  • 羽生結弦選手(2018年撮影)

荒川静香氏の前で天を見上げた後、うつむいて...

   「北京五輪までの道のり、いろいろな思いがあっての...」という荒川氏の質問を「あー、ちょっと待って」とさえぎり、カメラに背を向けて涙をこらえるように数秒間、天を見上げた後、うつむいて動かなくなった。

   そして、「しーちゃんの顔見たらいけなかったな」とひとこと。しーちゃんとは、荒川氏の愛称。羽生選手と荒川氏は東北高校、早稲田大学の先輩・後輩の関係にあたる。感極まる羽生選手の背中に、荒川氏も「私も今、ちょっときてます」と声をかけた。

   羽生選手はその後、「よっしゃ、はい!」と自分に気合いを入れるようにして振り向き、「なんで報われないのだろうと思いながら、この3日間を過ごしていました」「正直、何も残せなかったとちょっと思っていますけど、でも皆さんのなかで羽生結弦のスケート良かったなと思ってもらえる瞬間があったら、それだけでも頑張って滑った意味があるのかなって思います」と胸の内を吐露した。

   最後、荒川氏が「この大きな挑戦、ぜひ自分のことを褒めてあげてください。おつかれさまでした」と言うと、羽生選手は「自分では褒められないけど、誰かに褒めてもらいたい」と笑いながら取材エリアを後にした。

   ナヲ(ドラマー)「挑戦するという心意気が、もう素晴らしかった。褒めます!みんな褒めてます!」

   菊地幸夫(弁護士)「4回転半が認定されて、足跡を残しましたね」

(キャンディ)

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