見えない感染ピークアウト、「3月末まで高い数字」モーニングショーが伝えた「覚悟」

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   新型コロナウイルス感染のピークが見えない。岸田内閣は東京など13都県のまん延防止等重点措置を来月6日(2022年3月)まで延期することを決め、東京都と大阪府は臨時医療施設の病床を1000床増やす。きのう9日(2022年2月)の東京の感染者数は1万8287人と1週間前と比べて85%に減っているが、死者は161人と逆に前日に比べて71人も増えている。けさ10日の「モーニングショー」は感染の実態も見えなくなった現状を特集した。

  • 3回目のワクチン接種が急がれる
    3回目のワクチン接種が急がれる
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防衛策は3回目のワクチン接種、「翌日から効果があります」

   日本医科大の北村義浩・特任教授はこう解説した。「東京の死者数の過去最多は第4波のときの200人超ということになっていますが、あれは報告のミスなど統計上の不備があった数字で、実際はきのうの161人が過去最多です。尋常ならざる事態になっているということで、このままでは3月末まで高い数字が続くと覚悟しなければなりません」

   東京都の担当者も「感染者が減ってもピークアウトというのは早い」と話している。1人の感染者が何人にうつす可能性があるかを示す実効再生産数は1に近づきつつあるが、厚生労働省アドバイザリーボードの脇田隆字医師は「報告の遅れ、検査の逼迫により、公表データが実態と乖離している可能性がある」と指摘した。検査が合わなかったり、報告が混乱していて、実際の感染者や重症者数は発表よりもっと多いだろうというのだ。

   玉川徹(テレビ朝日)「ピークを迎えつつあるのかどうか、わからなくなっているということですよね。だから、ピークから下がり始めるとしても、ゆっくり少しづつ減っていく富士山型なのか、一気に下がるマッターホルン型なのかもわからない。対策を打ちようがないんですよ」

   こうなったら、自分でできる防衛策はワクチンの3回目接種で、モデルナジャパンの鈴木蘭美社長は「2回目接種から6か月以上たっている方は、一刻も早く3回目を接種してもらいたい」と語っている。

   北村教授も3回目接種を急げと話す。「他の感染症ワクチンでは、3回目接種以降は異次元の高い効果という報告もあります。新型コロナのワクチンも重症化予防は90%くらいのレベルがキープされます。打ってから2週間しないとフルスペックの効き目が表れないんですよねとおっしゃる方がいますが、ブースターは翌日から効果があります。感染がピークを迎えつつある今こそ打ってください」

   岸田首相は1日100万回を目指すというが、それでは間に合わない。

(カズキ)

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