「銅メダルを獲得したフィギュアスケート男女団体で気になる、新たな情報が入ってきました」と、永島優美アナウンサーが北京オリンピックの動きを伝えた。実はまだメダル授与式が行われない。その理由として「選手のドーピングという報道」があることを、10日(2022年2月)の「めざまし8」があげた。
フィギュア男女団体は7日に10チームが参加、ROC(ロシアオリンピック委員会)が金、米国が銀、日本が団体初の銅メダルだったが、IOC(国際オリンピック委員会)がきのうの記者会見で「本日急きょ国際スケート連盟と法律相談が必要な事態が発生しました」「メダルを獲得した選手がかかわっている」とコメントしたのだ。
谷原章介「なぜ2か月も前のものがでるのか不可解」
イギリスのオリンピック専門メディアは「ROCとドーピングの国際機関との間の問題」、ガーディアン紙は「ROCメンバーが陽性だった」と報じた。この「陽性」はドーピング・禁止薬物使用のことだ。
「めざまし8」の放送中に速報が入った。ロシアメディアが「ROCのカミラ・ワリエワ選手(15)から禁止薬物が検出されたと報じた」という。検出は去年12月で、薬は狭心症治療に使うトリメタジジンで、血管を広げ血流を改善する。そうでなくても、ロシアはドーピング疑惑から国としての参加は認められずにオリンピック委員会の選手として出場している。一方で、このメディアは「選手の能力を高めるものではない」との医師の言葉もあげてはいる。
司会の谷原章介「なにかスッキリしないな。なぜ2カ月も前のものが出るのか不可解。ワリエワ選手は北京五輪の大きな主役だけに、気持ちがわるい」
橋下徹(弁護士)「いやー、これは運営がわるい。順位確定前にしっかり判断しないと、だあれも釈然としない」
北京オリンピックは、中国のウイグル族への人権弾圧から発した米英の外交ボイコット以降も問題山積だ。
(あっちゃん)