2月8日(2022年)のNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」。大月家の土日の晩御飯は、絵に描いたような昭和のお茶の間だった。ひなた(新津ちせ)が夢中になってテレビを見ている場面が、まるで自分の子供のころを見ているようで「昭和育ちのテレビっ子にはたまらない一回でしたね!」「土曜の夜は『全員集合』、日曜の夜は『サザエさん』と『世界名作劇場』1976年の小学生の由緒正しい過ごし方」「色々懐かしすぎるものが多すぎて、話が頭に入って来ない」などネットの反響も盛況だった。
ノストラダムスの大予言と宿題の関係
そうそうノストラダムスの大予言は懐かしい。「1999年7の月、恐怖の大王により地球は滅亡する」に本気で震えあがり、どうやって地球は終わるんだろう怯えていた。しかしその反面、ひなたと同じように地球が滅びるのだから、この難儀な算数の問題は解けなくてもいいのでは?と疑問に思った記憶がある。宿題もばかばかしいのではとか。
るい(深津絵里)がひなたに「はやくご飯食べなさい」「テレビばっかり見て」と叱るところも昭和の親子丸出し。全く同じセリフで怒られた記憶があるであろう。でもどこかでよく見る茶舞台だなとよくよく考えると、ちびまる子ちゃんの家のお茶の間にも似ている。母が恐怖の大魔王であるのも同じではないか。
毎日元気いっぱいのひなた、のびのびと育っているぞ。テレビ見て、漫画読んで、ザリガニ獲りに行って、そして母に怒られて。子供らしい子供ってこういう子供のことだと思っていた。なんて平和な時代だったのだろうと思う。ギスギスすることもなく、戦後の傷跡を残しつつも皆で平和を願って生きていた。
ところで、朝のラジオ英語がいつのまにか後回しになって、ルーティンからはずれちゃったけど、同じ経験をした人も少なくないはず。結局ビリーの前で一言も発することができなかったひなた。失恋はひなたを成長せるのか期待したい。
(Y・U)