北京冬季五輪の金メダル第1号はスキージャンプ男子個人ノーマルヒルの小林陵侑選手(25)だった。「日本中を明るくさせるジャンプでした」と司会の谷原章介、「風の条件が悪い中、素晴らしいジャンプでした」と1週間ぶりにスタジオに戻って来た永島優美アナ。けさ7日(2022年2月)の「めざまし8」は、小林選手の所属先の監督である師匠の葛西紀明さん(49)に小林選手の金メダル獲得の背景について北京から聞いた。
谷原章介「勝負を分けたポイントはどこに」
谷原「愛弟子の小林選手が目の前で金メダルを獲得した瞬間のお気持ち、どうでしたか」
葛西さん「もう嬉しすぎて、いまも涙が出そうなくらい。ずっと感動しっぱなしです」
谷原「勝負を分けたポイントはどこにあったのでしょうか」
葛西さん「調子はずっと良かったのでプレッシャーとの戦いかなと思っていましたが、やっぱり、トライアルラウンド(試技)を回避して、2本のジャンプに集中したところじゃないかと思っています」
小林選手は直前の公式練習をしなかった。トライアルはリラックスして飛べるので、いいジャンプができることがある。そうすると、1位になるかも知れないと思ったりして、本番にプッシャーがかかってしまう。また、本番とトライアルを入れて3本飛ばなきゃならないと、3本分集中を持たなきゃならない。トライアルを飛ばないことで2本だけに全集中できるメリットがある。
ことほど左様にジャンプとは微妙な問題があるようだ。この作戦を葛西さんの名前にまじって「ノリ作戦」といっているそうだ。
小林選手の今後の出場予定はきょう7日(月)混合団体、11日(金)、12日(土)と男子ラージヒル、14日(月)男子団体と続く。
谷原「今後、ラージヒル、団体とありますが、メダルの可能性はどうでしょうか」
葛西さん「みんながプレッシャーを楽しんで最高のパフォーマンスを出すことが出来れば、メダルは絶対に取れます」
(一ツ石)