ネットニュース編集部を舞台に、PV向上にまっしぐらの編集長を黒木華が好演!――「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」

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   1月6日にスタートした、木曜午後10時からの連ドラ枠でフジテレビが放送している「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」を見ました。

   主役は瀬古凛々子(黒木華)です。瀬古は大手出版社「クスノキ出版」の経理部員で、執行役員で彼女を採用した仁和正樹(安藤政信)の命を受け、他の候補者が執行役員になろうとする会議に乗り込んで、接待費の不正をあばき執行役員になるのを阻止するところから、このドラマが始まります。

   瀬古(黒木華)は仁和(安藤政信)の命令で、経理部から「クスノキ出版」のネットニュースサイト「カンフルNEWS」に異動します。

   この「カンフルNEWS」が、やる気のない編集者の集まりで、瀬古(黒木)と同期の会社に寝泊まりしている根津道春(溝端淳平)は、事あるごとに、瀬古にぶつかってきます。

  • 今後の展開が楽しみ(写真はイメージ)
    今後の展開が楽しみ(写真はイメージ)
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「カンフルNEWS」は生き残れるのか!?

   ページビューを上げるために、これはと思ったネタにまっすぐにしつこいぐらいにくらいつき、忖度も空気も読むことなく取材し、記事を書こうと頑張る瀬古を黒木華が好演しています。

   瀬古は、まっすぐ仕事に向かい、手ごたえがあった時にニヤリと笑うのがこのドラマの1つのポイントになっています。ニヤリとできるまで、その手を休めないのです。

   「カンフルNEWS」がフェイクニュースを出したことから訴訟問題にまで発展し、「カンフルNEWS」の閉鎖危機に襲われた時も、瀬古(黒木)は、トラブルを避けたがるのんびりとした性格の編集長・山田礼二(生瀬勝久、彼も好演)のお尻をたたいて引っ張って、なんとか解決します。

   この作品は、瀬古(黒木)が「カンフルNEWS」の閉鎖危機を救うべく奮闘する姿を描くと共に、そこで働く者たちの生き方を通して、新しい時代の人と人の繋がりの大切さを描いています。

   瀬古(黒木)が見せる、「1人でもやる」というストイックな態度と、先ほど述べた徹底追求して何かをつかんだ時に「ニヤリと笑う」ところのアンバランスさに、何とも言えない魅力を感じます。

   第1話の最後では、フェイクニュースの責任をとって、仁和(安藤政信)に辞めさせられた山田(生瀬勝久)に代わって、瀬古(黒木)が編集長を命じられます。どんな編集長になって行くのか、そして、謎めいた仁和と瀬古の関係は何なのか、今後の展開が楽しみです。

渡辺弘(わたなべ ひろし)
渡辺 弘(わたなべ ひろし)
1952年生まれ。東京大経済学部卒業。1976年に日本テレビに入社し、制作局CP、ドラマ制作部長として番組づくりの現場で活躍。編成局長、制作局長、取締役報道局長、常務・専務を歴任した。「マジカル頭脳パワー!!」「THE夜もヒッパレ」「「スーパーJOCKEY」「24時間テレビ」などヒット番組をプロデュースした。 現在は「情報経営イノベーション専門職大学」客員教授。映像会社「2501」顧問。
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