優美の夫役・徳重聡の怪演 「愛しい嘘~優しい闇」物語の「スパイス」に

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   金曜ナイトドラマ「愛しい嘘~優しい闇」(テレビ朝日系)。波瑠、林遣都、本仮屋ユイカ、溝端淳平、新川優愛、黒川智花が同級生、というキャスティングから、勝手に同窓会で昔、好きだった人と再会し、新たな恋が始まる、というラブストーリーかと思ったらとんでもなかった。登場人物はみんななにか闇を抱えているようで怪しく謎だらけのラブサスペンスで、先が読めない展開にハラハラドキドキ。

  • テレビ朝日の「愛しい嘘~優しい闇」番組サイトより
    テレビ朝日の「愛しい嘘~優しい闇」番組サイトより
  • テレビ朝日の「愛しい嘘~優しい闇」番組サイトより

いろんなところに伏線が

   原作は講談社の無料マンガアプリ「Palcy」で連載中の愛本みずほの「愛しい嘘 優しい闇」。波瑠演じる今井望緒(いまい・みお)は山梨から上京し、長年の夢だった漫画家デビューするも、その後が続かず、漫画家江波ヒロコ(西尾まり)のアシスタントとして働く日々。後輩アシスタント岡崎りえ(松村沙友理)に温めていたアイデアを盗まれ、そのことを指摘すると逆ギレ、「謝れ!」と高圧的な態度をとられ、それでも事を荒立てるのが嫌で、自分が悪くなくても謝ってしまうというような性格。

   物語は地元・山梨の母校で行われた中学の同窓会から動き出す。望緒の初恋の人で勉強もスポーツも万能で中学時代からモテモテ、現在はIT企業社長の雨宮秀一(林遣都)と再会。弁護士の本田玲子(本仮屋ユイカ)、ワイナリー経営の深沢稜(溝端淳平)、地元のOL岩崎奈々江(新川優愛)、専業主婦・野瀬優美(黒川智花)らとも旧交を温めていたかと思ったら、奈々江が謎の死を遂げ、さらに、その奈々江を殺したのは自分、と言い残し、優美も亡くなる......。

   物語のスパイスになっているのが、優美の夫、野瀬正役の徳重聡の怪演だ。山梨県警の刑事部長で、地元名家の御曹司だが、実はDV夫で妻を束縛する異常者? 妻を愛するがゆえの行動かもしれないが、かなり不気味。「21世紀の石原裕次郎」と鳴り物入りで世に出てきた徳重だが、時を経てこういう難役をこなせる俳優になったこと、天国の石原裕次郎&渡哲也も喜んでいることだろう。

   話は戻って、次回第4話(2月4日、2022年)では、またもや事件が起こる模様。優美は不倫をしていたらしくその相手が誰なのかも気になる。サスペンスドラマはいろんなところに伏線が張り巡らせているので、一時も目が離せない。先が気になり過ぎて原作漫画も読みたくなってきた。

(子守熊)

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