作家でタカ派の元衆院議員として知られ、東京都知事も13年半務めた石原慎太郎氏の死去に、一時タッグを組んだ橋下徹元大阪府知事・市長がコメンテーターの「めざまし8」は2日(2022年2月)「盟友橋下徹が明かす秘話」のタイトルを掲げた。
「そう、チャーミング」
まずは、歯に衣着せぬ石原節。東日本大震災で起きた混乱に「JR! あの連中は何ですか。いち早くシャッターを閉めて、乗客を(駅から)締め出して、てめえら帰っちゃった」、中国に対しては尖閣諸島を都が買い取ると宣言した際に「東京が国を守ります。日本の領土を守るのに何か文句がありますか」(尖閣諸島は後に国有化された)、いったん退いた国政に80歳で復帰したときは「暴走老人。走ってる途中に死ぬかもしれないが、それでもいい」、「人から憎まれて死にたい」とも語っていた。
司会の谷原章介「舌鋒の鋭さ、ですけど皆さんに愛された。どこかチャーミングで、腹黒さを感じないのが原因かと思います」
橋下氏は去年12月13日に石原氏宅で会ったのが最後だったと話した。「石原節は健在でした。40も下の僕に、友よありがとうと言って握手してくれた」という。
日本維新の会の共同代表に就いたこともある橋下氏は、関係を振り返って「維新の会の中では(組むことに)反対も強かったが、最後は石原さんが好きだと話して合流した」
その後2014年にたもとを分かったのは「僕が石原さんと相容れない党と組もうとしたので、石原さんは『僕は去る』と分かれた」
どういう政治家でしたかとの谷原の問いに、橋下氏は「とにかくシンが強い。言葉で人を動かせる政治家で、そう、チャーミング。僕と激論しても最後には笑顔で『しかたないか、飲もうか』でした」
谷原「功罪あるといわれる。日本をここまで引っ張ってきて、本当にありがとうございました」
(あっちゃん)