光莉の監禁現場には行かず
凌介は橘一星(佐野勇斗さん)、二宮瑞穂(芳根京子さん)と連れ立って、木幡の両親が営む鮮魚店を訪れた。
凌介が木幡と中村充(前野朋哉さん)、少年の3人が写った写真を見つけ、以前中村から踏切越しに「どこかでお会いしませんでしたか?多分10年以上前だと思うんですが...」と言われたことを明かす。中村は木幡の元夫だが、木幡の父によると「12月頃から行方不明で、ご両親から捜索願が出てるそうなんです」という。
木幡家からの帰り道、橘が経営するプロキシマあてに「ひかりんご ダメになったので 返品します」という文章と数字が羅列されたメールが来たと橘に連絡が入る。橘は暗い面持ちで「お疲れ」とつぶやいて電話を切った。
直後にプロキシマの相川誉(南彩加さん)から二宮に電話があり、仔細を聞いた二宮は凌介にも連絡してバー「至上の時」へ。店主の日野渉(迫田孝也さん)が、メールの数字が江戸川乱歩の「黒手組」に登場した「ポリュビオスの暗号」と見抜き、住所が書かれていたことを突き止める。日野と凌介は車で現場に急行することに。しかし至上の時には強羅が訪れていた。日野が「ごめんね、強羅くん。続きはまた今度」と声をかけると、二宮は橘に電話しながら、驚いた表情で日野と強羅を見ているようだった。
二宮は凌介と一緒に店を出たが、「プロキシマのみんなは何とかこっちで抑えとくんで」として、凌介と日野には同行せず。一方橘も自分で暗号を解読したようで、1人で現場に向かっていた。
光莉(原菜乃華さん)は橘が発見、逃げ出すことができたが、今度は橘が本木陽香(生駒里奈さん)に筋弛緩剤を注射され、本木とともに行方がわからなくなってしまう。
光莉は篤斗と同じ病院に入院し、父子3人がようやく再会を果たす。しかし篤斗が「お姉ちゃん、ママは?」と聞くと、光莉は「え?」と驚いた様子。凌介が「ママは、2人とも一緒だったんだよね?」と確認すると、2人は首を振った。3人は「ママは...!?」と声を揃えた。