加藤浩次さんが「食」の話題から「人生」を深掘り、ゲストの素顔&魅力に迫る「人生最高レストラン」(TBS系)。今回(1月22日、2022年)のゲストは、ディーン・フジオカさん。
ディーンさんの食へのこだわりは、相当なもの。そんなこだわりがさく裂した一品が、番組取材で出会ったベトナム料理店「フォーおいしい」(現・池袋、取材当時は小岩)のビーフフォーです。
「あなたの腕だったらもっとおいしい料理を...」
グルテンアレルギー体質のため、小麦を使用するパスタやうどんなどが食べられないディーンさんが海外生活で出会ったのが、米麺の存在。特にフォーに関しては、確固たる理想形があるそう。
「ドンピシャでこれがおいしい! という形がありますね。スープの温度が大事なんですけど、肉や野菜の切り方とか......」と続けるディーンさんに、「プロがやってるんですよ!」と、加藤さんもびっくりするほどの細かさ。
ディーンさんは食べられないものがあるからこそ、食にはこだわってしまうのだそう。
当時の「フォーおいしい」の取材映像には「唐辛子の切ったものありますか?」から始まり「もやしを多めにしてコリアンダーを少なくして、バジルをもうちょっと新鮮なものにして、唐辛子を青唐辛子に変更したほうが良いですね......」と細かくリクエストをするディーンさんの姿が残っていました。
「失礼な話ですよね。日本人の寿司職人の方に他の国の方が『それじゃダメだよ』と言っているような......ただ、これだと損してるよ。あなたの腕だったらもっとおいしい料理を作れると思うということだったんです」と、食への愛情を語るディーンさん。
このディーンさんのリクエストから誕生したビーフフォーの「ディーンスペシャル」は、1日200食を売り上げる人気メニューになりました。
姉妹店「HOOO CAFE」(池袋)が映ると、店主が新たに考案した「ディーンスペシャル」(仮)を披露。
スープの温度にこだわるディーンさんのために、石焼ビビンバの器に変更。締めには卵とじスープが楽しめるというもの。
「石焼ビビンバの器、相当熱いですよね......。多分牛肉が固くなってしまうので、器が合ってないと思います。卵もいらないんじゃないかな......」と納得いかかないディーンさん。「クオリティーコントロールしてきます」と、妥協できない一面をのぞかせていました。
テレビ番組でも忖度なしに自分のおいしさの基準を追求するディーンさん。ぜひスタンダードな「ディーンスペシャル」を食べてみたい!と思いました。
(SaMi)