「今度はこちらですね」と28日(2022年1月)、司会の香川照之がボードで示したのは、休業を知らせる貼り紙の画像。「実は、これ、コンビニエンスストアなんですね。私たちの生活に直結する場所で今、休業が相ついでいます」。コロナウイルスの感染拡大で学級閉鎖や保育園の休園につづいて、街の店や郵便局でも人手不足が深刻だ。
郵便局、銀行、スタバでも
東京世田谷区上野毛にある郵便局には「社員1名が陽性」と張り出されていた。印紙を買いに来た男性客は「郵便局でしかできないことがあるのでこまります」と戸惑いを隠せない。やはり休業の新宿区内の郵便局でも、女性客が「ワクチン接種の申請書を送る封筒を買いに来たのですが」と話した。全国36カ所の郵便局が窓口業務を休業中という。
銀行やコンビニにも感染者や濃厚接触者がふえている。7店を休業中のスターバックスは、濃厚接触者の判定を受けなくても、可能性がある従業員は自宅待機し、復帰はPCR検査で陰性を確認してからという。
政府は経済活動維持のため濃厚接触者の自宅待機期間を、現在の10日間から7日間にする方向で最終調整に入った。入退院基準も緩和する方針という。医療機関の人手不足はいっそう深刻で、東京都は自宅待機者のうち、基礎疾患がない50歳未満の軽症・無症状者については患者自身に健康観察をしてもらう形に切り換えるときのう27日発表した。なんだか危なっかしいことではあるが。
(あっちゃん)