「スッキリ」大竹真リポーターが千葉・松戸から伝える。「レギュラーガソリンが1リットル168円ですよ」。給油に来ていたドライバーは「安いところを探して入れてます」と話す。石油の急騰が止まらず、レギュラーガソリンの全国平均価格が1リットル170円を超えた。170円超はリーマンショック時以来の約13年ぶりだ。
「仕入れ価格が下がっても...」
政府はきのう25日(2022年1月)に「燃料価格激変緩和対策」を発動した。石油元売り会社にレギュラー1リットル当たり3.4円を補助するもので、価格抑制を期待している。軽油、重油、灯油にも補助がある。
ENEOSは補助の全額を卸価格に還元するとしているが、ガソリンや灯油の小売り価格は下がるのだろうか。ニッセイ基礎研究所の上野剛志・上席エコノミストは期待薄と解説した。「コロナ禍で給油の客は減っていて、ガソリンスタンドの経営は苦しくなっています。仕入れ価格が下がっても、そのまま小売価格を下げる余裕はないのではないでしょうか」
経済産業省は小売価格が下がるか、実態調査を行う。
(カズキ)