建材かじって「うん、うまい」 羽鳥慎一も感心の食品廃棄物「活用法」

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   国内で年間2500万トン以上も出る食品廃棄物を活用する研究が注目を集めている。きょう26日(2022年1月)の「モーニングショー」で、板倉朋希アナウンサーが「食品ロス削減の切り札です」と伝えた。

  • 食品ロス対策に注目が集まっている(写真はイメージ)
    食品ロス対策に注目が集まっている(写真はイメージ)
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食品廃棄物を乾燥させて粉砕したうえで熱圧縮し...

   東京大学生産技術研究所が、肉や油などを含んだ食材や廃棄弁当などの食品廃棄物をもとに、ビルや住宅で使える建材を作ることに成功した。白菜などの食品廃棄物を乾燥させて粉砕したうえで熱圧縮し、厚さ約7ミリ、約5センチ角の建材に生まれ変わらせる。同じ形状のコンクリートと比べ、強度は4倍。熱を加えると野菜の糖分が溶け出し、圧力が加わることで食物繊維の間に浸透して「接着剤」の役割を果たすのだという。しかも、材料は食材だけなので、水分を加えることで非常時には食べることもできる。

   ただし、食品からできているので虫が寄ってきやすいという弱点もある。このため、唐辛子やハーブなど虫が嫌う食品を材料に混ぜるようにした。さらに、水を含むと柔らかくなってしまうため、撥水材によるコーティングも必要だ。

   研究に関わった酒井雄也・准教授は「(この建材を活用すれば)、コンクリートを作るときに発生する二酸化炭素(CO2)約60万トンの削減も可能となる。食品廃棄物から作った建材で家1棟丸ごと建築できるよう研究を進める」と話していた。

   リモート出演の3人のコメンテーターを含め、出演者全員の手元にも、食品廃棄物建材が届いており、一斉にかじってみた。MCの羽鳥慎一が持っていたのは、チキンカツを原料にした建材とあって、「すごくおいしそうな匂いがする」とニンマリ。かじってみて「うん、うまい」と感心していた。

   玉川徹(テレビ朝日社員)「持続可能な社会というのは、小さなことの積み重ねに意味がある。一人一人の心がけということだけでなく、このような新しい技術によって新しい社会を作っていくしかない。頑張ってほしいと思いますね」

(キャンディ)

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