1月23日(2022年)放送の「笑点」(日本テレビ系)に、新メンバーの落語家・桂宮治さんが初登場した。
宮治さんは21年12月をもって卒業した林家三平さんと入れ替わる形で加入、黒の紋付袴で登場した。さらに1992年以来となる席替えも実施され、司会の春風亭昇太さんから近い順に三遊亭小遊三さん、三遊亭円楽さん、林家たい平さん、林家木久扇さん、三遊亭好楽さん、そして宮治さんとなった。
先輩メンバーからイジられる一幕も
最初のあいさつで宮治さんは、
「30歳の時にYouTubeで落語を初めて見まして、日本にこんな面白い芸能があるんだ!と思って結婚式の日に会社を辞めて落語界に飛び込みました。45歳になった今、ここに座っています。自分の人生がもうわけがわかりませんが、ここにいられる理由は人との出会いと運がよかったからだけだと思います。これからも人との出会いを大切にして、運を引き寄せて、皆さんに喜んでいただけるような大喜利メンバーになりたいと思います」
と謙虚に語りつつ、いざ大喜利となると、「『落ち着いて!』に一言」というお題では
「私の場合、落ち着かなきゃいけないのが一番大事なことです。好楽さんの場合は話にオチをつけることが大事だと思います」
と早速「先輩イジり」。その後も「様々な職業の人が落語家に弟子入り」というお題で、
「私泥棒なんですけれども、落語家になりたいんです。(大丈夫?と聞かれ)そうですよね、昇太師匠をはじめ、小遊三師匠、円楽師匠、たい平師匠、木久扇師匠の芸はなかなか盗めませんもん」
と回答し、好楽さんは「今の中に俺の名前出てこねえじゃねえかよ!」とツッコミ。昇太さんからは「好楽さん入ってなかったとこがすごいよかった!」と座布団1枚の判定で、客席は笑いと拍手に包まれていた。
宮治さんがイジるばかりでなく、円楽さんからは「昇太にいくら包んだんだ?」、木久扇さんからは「歌丸師匠のお葬式の時もヘラヘラ笑ってました」と言われるなど、先輩たちからもしっかりイジられていた。