濃厚接触者の隔離方針を批判 橋下徹「合理性があると思えない」

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   新型コロナウイルスの新規感染者はこの土日連続で全国5万人超えと拡大している。司会の谷原章介は24日(2022年1月)、「専門家によると、都内の10人に1人が濃厚接触者になるという試算も出ています。結婚式場では追加料金が発生するなど、混乱も生じています」と切り出した。

  • 濃厚接触者への対応めぐり論議
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検査求めて長い行列も

   22日に千葉県で結婚式を挙げたカップルは、「前日からまん延防止措置が始まり、座席を再編成するなど正直言って大変だった」と話す。20日に式場から届いた知らせで、1テーブル4人以下、陰性証明があれば5人以上でも大丈夫と言われたが、遠くからくる親戚には検査が間に合わない。仕方なくテーブルを増やして開催し、追加料金がかかってしまったという。

   街には検査を求める人々があふれる。大阪市内では無料PCR検査センターには長い行列。東京・世田谷区では21日から無料の抗原検査キットの配布を開始した。埼玉の薬局でも検査キットはすぐに品切れに。大野元裕知事は「キットがなくなってきており、陽性の人の検査ができない。国に要望して確保をお願いした」と話しているほど。

   感染者の増加と共に懸念されているのが濃厚接触者の拡大だ。政策研究大学院大学の土谷隆教授は、東京で現在のペースで感染拡大が続いた場合、2月8日時点で濃厚接触者が約143万人にのぼると試算し、「社会経済機能がマヒする恐れがある」と指摘した。実際に濃厚接触者は急激に増加しており、都内の保健所業務はひっ迫。東京都の小池百合子知事はこれまで保健所が行ってきた濃厚接触者への連絡を感染者本人がすることとした。

   21日に要請が判明した大学生はLINEで友人に「迷惑かけてごめん」と謝罪、接触確認アプリ「COCOA」から接触確認の通知を受けた番組関係者の家族は、どこで接触したかわからず、PCR検査で陰性でも10日間の自粛を余儀なくされることに「疑問に思う」と話した。

   谷原は「陽性者本人に連絡させると、保健所から連絡をもらうより、濃厚接触者の認識が軽くなるのではという疑問がある」とコメントした。

   都民の10人に1人、143万人が濃厚接触者になると試算した土谷教授はスタジオで「感染者1人から5人が濃厚接触者になるというデータを基に試算した」と説明し、「小さい店で感染者が出ると、スタッフが濃厚接触者になり店を10日間閉めなければならなくなる。受験生の10人に1人が試験を受けられないなど、大変なことになる」と解説した。

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