「けさ24日(2022年1月)、皆さんに見ていただきたいデータはこれです」と司会の安住紳一郎が示したのが23日に確認された東京都の新規感染者9468人のワクチン接種歴の内訳だ。
結果を見ると、「2回接種」が44%(4144人)、「1回接種」1%(92人)、未接種27%(2575人)、不明が28%(2657人)。未接種の中には10代未満で打てない人も含まれている。それにしても2回接種の人が半分近くもいる。
ワクチンも2回接種
これに関連し、「現在、東京都の感染者の9割以上がオミクロン株となっていますが、中にはこんな方がいらっしゃいます」とアナウンサーの宇賀神メグが紹介した。都内30代の男性で、去年7月にデルタ株に感染し、9月と10月にワクチンを接種した。そして先週の火曜日(18日)にオミクロン株に感染したという。
「まさか2度目はないだろう、という思いがありました。ワクチンも2回打っているから安心感はありました」と本人が語る。
デルタ株とオミクロン株との違いについて、「デルタ株はのどの痛みと39度超の熱、起き上がれないくらいの倦怠感、味覚・嗅覚も異常でなにを食べても味がしない」。
「オミクロン株はめまい。立てないぐらいめまいをして、船に乗っているイメージでずっと揺れている。テレビとか携帯画面を見ると酔ってしまう。のどの痛みもデルタ株の時より強い。チクチク刺さっている感じ。37度5分の熱、下痢、食欲不振も」
感染経路については、「デルタ株のときは仕事で沖縄へ行って、思い当たるのは現地での大浴場かなと」。「オミクロン株のときはどこにも行っていない、外食もしていない。会社に行く際の電車の中なのか、まったくわからない」
1度感染したため、対策には人一倍気を遣っていた。マスクはもちろん、消毒も15分に1回のペースでしていたという。
2度の感染を経験し、今思うのは、「オミクロン株は風邪の症状と言われていますが、風邪ではないです。私の場合はデルタ株よりもキツイです。オミクロン株を甘くみないでほしい」と注意を呼びかけている。
(一ツ石)