加藤浩次「システムがおかしい」 濃厚接触者ルールに異議

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   22日(2022年1月)に1万1227人と過去最多を記録した東京都の新型コロナ感染者。「スッキリ」が都内大学病院を取材すると、提供された画像には複数台の救急車が。都内では救急搬送先が30分以上みつからない搬送困難事案が急増、1月10日からの1週間で4151件と過去最多を記録しており、順天堂大学練馬病院の杉田学教授が「第一の要因は救急受け入れ病床の総数が減った」と語るように、新型コロナ以外の病床ひっ迫も原因となっている。「医療従事者の感染が多くなっている。濃厚接触者になっても検査を条件に就業できる特例措置があるが、家族に陽性者が出ると簡単に出勤できない」(杉田教授)

   検査キットの枯渇も危惧されている。世田谷区では先週金曜から、感染に不安を覚える区民や通勤通学する人に抗原検査キットの無料配布を始めている。昨日の烏山区民センターでの2000個の配布はわずか40分で終了。都内のクリニックでは検査件数が年明けに比べて5倍増となっていて、このペースだと1、2カ月で在庫が枯渇するおそれがあるという。

  • 感染拡大の影響が懸念されている(写真はイメージ)
    感染拡大の影響が懸念されている(写真はイメージ)
  • 感染拡大の影響が懸念されている(写真はイメージ)

家族に感染者が出た番組スタッフの事例紹介

   保健所業務もひっ迫している。小池都知事が「陽性者本人から濃厚接触者に該当すると思われる方に連絡いただきたい」とコメントする状況になっている。しかし、いざ濃厚接触者となったときにはどのように行動すればよいのか。小池都知事は「ご家庭に子供さんや高齢者がいらっしゃる場合は、自ら距離を置くように」というが、実際のところ家族が感染した場合はどうなってしまうのか。24日の「スッキリ」では、家族に感染者が出た番組スタッフAさんの事例を取り上げた。

   小学校低学年のAさん二女は、1月17日に通っている小学校で濃厚接触者となった。この時点でAさん本人はまだ濃厚接触者ではないが、産業医の判断でAさんは10日間の自宅待機となった。

   3日後の20日、二女はPCR検査で陽性となった。同日Aさんは発熱し、22日にPCR検査で陽性が判明した。その一方で中学2年生の長女は陰性だった。

   ここで問題となるのが自宅待機期間。最初に陽性となった二女は、検査日から10日後の28日に解除。感染したAさんも検査日の21日から10日後の31日に解除となる。しかし、陰性のままだった長女は、両親の解除日である31日から10日後、来月10日まで自宅待機が続くことになる。

   司会の加藤浩次「娘が感染していたら自分も感染しているかもしれない。しかし娘が濃厚接触者の場合は自宅待機する必要があるのか」

   水野泰孝(日本感染症学会指導医)「待機したほうが確実だが難しい。人と接触しない仕事をするなど、感染者であることを前提に行動する」

   加藤浩次「(番組スタッフAさんの例をみると)全員でかかったほうが社会復帰が早い」

   水野泰孝「一人だけ陰性者がいるとどうしてもこうなってしまう。感染者の解除と同じタイミングで検査し、陰性なら解除でよいのでは」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「基準作っちゃうと、その基準に従うかどうかだけになってしまう」

   加藤浩次「システムがおかしい。考えなければいけない」

(みっちゃん)

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