<1年前のワイドショー> 飲食店と補償の問題、1年前の実情と現在地

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   <1年前のワイドショー> コロナ禍による緊急事態宣言が出された昨年2021年1月は、ワイドショーも感染の現状だけでなく、影響を受ける業界などさまざまな話題も拾っていました。

  • 飲食店と補償の問題に注目が
    飲食店と補償の問題に注目が
  • 飲食店と補償の問題に注目が

ネット販売機内食「爆売れ」の話題も

   とくに飲食業界は身近なだけに、取り上げられる頻度は高くなっていました。(J-CAST)テレビウォッチ・ワイドショー通信簿で取り上げた「三ツ星シェフらが緊急会見、売り上げに見合った補償求める(略)」(1月21日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、京都の老舗料亭「菊乃井」三代目主人の村田吉弘さんや、服部栄養専門学校の服部幸應理事長らが、政府の補償は不公平だと緊急会見したことを伝えていました。補償は中小店に厚く、高級店などの大企業からは「時短協力金をもらっても雀の涙」だと不満が募っていました。

   コロナで生活が変化したことによる影響は、いたるところに出ていました。利用者が激増した宅配便での話題を取り上げた「(略)『置き配』、トラブルも急増 盗難、誤配、ドアが開かない!」(1月21日、TBS系「グッとラック!」)は、配達員と接触しない配達サービスでトラブルが増えていることを伝えています。宅配業界にとって「ステイホーム」で利用者が増えたのはいいのでしょうが、あまりに急激な伸びに態勢が追いついていかない「歪み」も浮き彫りになりました。こうしたトラブルは、今は改善されているのか、気になります。

   海外への渡航制限により、航空業界も大打撃となりました。その中にあって、「全日空がネット販売した機内食が爆売れ! 3種×4食が9000円」(1月22日、フジテレビ系「とくダネ!」)は、飛行機に乗れないことを逆手にとったビジネスが成功した話題でした。

   ANAの国際線エコノミーで提供される和食、洋食のメインディッシュから、3種×4食を1セットにネット販売を始めたところ、高値にもかかわらず数日で完売したというのです。購入者は「機内の雰囲気を味わえるのがうれしい」とコメントしていました。

   もちろん、航空会社の莫大な損失を埋めるには「雀の涙」かもしれませんが、前向きな話題ではありました。

   マイナスもあればプラスもある......。打撃を受けた業界はなんとか苦境から脱却しようと、今も闘いは続いています。

(コムギ)

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