長野県御代田町がトンガ支援を意外な方法で初めて話題になっている。ふるさと納税を活用して、海底火山の噴火で被害を受けた南太平洋の島国を救う寄付の募集をきのう20日(2022年1月)から始めたのだ。
地元ラジオ局の記者の話
SNSには「いいアイデア」「ぜひ支援したい」といった声があがり、21日の「THE TIME,バズったワードランキング」でも6位に入った。御代田町は「活火山の浅間山をかかえていて、いつか皆さんのお世話になると思うので、今回はお互いさまの精神でトンガを救いたい」(小園拓志町長)ということらしい。
そのトンガから届いた最新映像では、きのうの首都ヌクアロファに火山灰が降り積もっていた。地元ラジオ局の記者は「最初は雨かと思ったら小さな噴石が降り、その後火山灰に変わりました」と話す。「いま最も必要なのは?」という杉山真也アナウンサーの問いかけには、「クリーンな飲料水です。ほとんどの家の貯水タンクが火山灰でいっぱいです」との答えだった。
杉山「少しずつ状況は改善されていますが、被害が大きかった離島とはまだ連絡がとれていません」
飲料水を積んだ航空自衛隊の2機がきのう夜、トンガへ出発した。海上自衛隊の輸送艦もリアカーや高圧洗浄機を積んで出港する。日本政府は隊員300人を派遣する予定だ。
(あっちゃん)