厳しくなる高齢ドライバー免許更新 羽鳥慎一「周囲のためにも自身のためにもなる」

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   「愛知県で起きた交通事故の映像です。事故を起こしたのは高齢ドライバーでした」ときょう19日(2022年1月)の「モーニングショー」の冒頭で、MCの羽鳥慎一が紹介したのは、片側一車線の道路で左側の路肩をすり抜けるように暴走する乗用車の映像だ。視聴者から提供されたドライブレコーダーなどの映像とともに、高齢者の免許更新制度の変更について取り上げた。

   事故は愛知・一宮市で17日に発生した。ドライブレコーダーの映像によると、路肩をすり抜けるように暴走した白い乗用車が前方の車に次々に接触した後、交差点を横切ろうとしていたグレーの乗用車に衝突。すると、ぶつかった衝撃で方向が変わったグレーの車がそのまま歩道を壁にぶつかりながら走り出し、標識をなぎ倒して木にぶつかって停止した。ドライブレコーダーの車に乗っていた人は「(グレーの車は)スピードを出してこちらに向かってきたので怖かった」と話していた。

  • 安全運転を徹底するには…(写真はイメ―ジ)
    安全運転を徹底するには…(写真はイメ―ジ)
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視聴者撮影の事故映像も紹介

   視聴者がスマホで撮影したとみられるその後の映像によると、グレーの車からは衝突後に煙が出始め、近寄って消火器で消そうとする人もいた。警察や救急車が到着し、路肩を暴走した白い車の運転手とみられる高齢の男性が事情を聴かれていた。事故の衝撃で破損した排水管からは水があふれて道路が水浸しに。これらの様子を、視聴者の映像はピンポイントでとらえていた。

   高齢ドライバーによる事故が後を絶たないなか、高齢者の免許の更新制度がことし5月から変わる。スピード超過や信号無視、踏切不停止や逆走などの違反を過去3年間に1度でも犯した75歳以上のドライバーには、免許更新時に実車試験が義務づけられ、合格するまで免許が更新できなくなる。

   「75歳以上のドライバーは年々増加しており、2019年に583万人でしたが、2024年には760万人になるとみられています。試算では全体の7.2%が実車試験の対象になるとされています」と斎藤ちはるアナウンサーが伝えた。

   羽鳥「周囲のためにも高齢ドライバー自身のためにもなる制度の変更です」

   浜田敬子(「ビジネスインサイダージャパン」前統括編集長)「違反をしてからだと遅いので、実車試験の時に運転は難しいと思ったら更新できないようにするのがいいと思います。(運転の)やめ時を考えている高齢者も多いし、家族が返納を説得しても難しい場合が多い。同時に、交通過疎といわれる地域では高齢者の足の確保の議論も重要です」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「僕の父も昨年末に免許を返納しました。本人が自分で決断したことでしたが、能力の一部を失ったみたいでショックを受けていました」

(キャンディ)

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