「DCU」、いきなり主役にヘビーな展開? 新名(阿部寛)の疑惑めぐり考察合戦

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「俺はあんたを許さない」と詰め寄る

   群馬のダム湖の中で遺体が見つかり、DNA鑑定の結果、ダム工事を行った京国建設の前社長で、5年前に会社の金を横領して国外逃亡していた毛利新(ヨシダ朝さん)のものだと判明した。しかし新名と陽生の水深120メートルに及ぶ潜水捜査などの尽力により、遺体は京国建設社員で、故郷がダムに沈むとして建設に反対していた野田浩正(宮野真守さん)で、現社長の小山内正一(中村芝翫さん)が建設地の組合長に裏金を振り込んでいたことの口封じのために殺害したと明らかになった。

   事件解決後、捜査に協力したが、新名を快く思っていない警視庁公安一課の刑事・清水健治(山崎育三郎さん)が、陽生に「記憶が戻らないそうですね」と声をかける。その瞬間、陽生がはっとしたような表情を見せた。

   陽生によみがえった記憶では、嵐の海上で、成合が新名に「お前がスパイだったのか」と言っていた。陽生は新名と成合が取り合っていた鍵を新名のロッカーで見つける。陽生は新名に、

「あんたが俺の父から盗んだあの鍵だよな!目的のためなら手段を選ばない、その意味がようやくわかったよ。あんたはバディだった成合さんに濡れ衣を着せ、自分の罪ごと海の底に沈めた!そして事故現場から少年を救った英雄として海保の記録に残った。悲しくて笑えてくるよ。15年間命の恩人だったと思ってた人間が、まさか人違いだったとはな」
「俺はあんたを許さない。父のことも、成合さんのことも、その鍵のことも!全てを暴き出して明らかにしてやる」

と詰め寄る。しかし新名は「やれるもんならやってみろ。お前にできるならな」と不敵に笑った―ところで第1話は終わった。

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