新型コロナウイルス・オミクロン株の猛威が止まらない。新規感染確認者数はきのう12日(2022年1月)、全国で1万3244人に達し、4カ月ぶりに1万人をこえた。東京は2198人で前週水曜日の6倍増、大阪府の1711人は4カ月ぶりの1000人越え、沖縄県は1644人で過去2番目、空港検疫の192人は過去最多と、13日の「THE TIME,」が伝えた。
司会の安住紳一郎「オミクロン株に感染の疑いがある男性2人の死亡も確認されました」
大阪府の80代、静岡市の「高齢の入院患者」で、ともにデルタ株検査は陰性だった。オミクロン株と確認されれば国内初の死者となる。東京都の小池百合子知事はオミクロン株疑いの感染者が90%以上として「もうオミクロン株との闘いは明確です」とコメントした。
海外の医療現場スタッフ不足なども紹介
オミクロン株は感染力が強いぶん、拡大が急ピッチ。濃厚接触者もふくめると、肝心の医療現場が人手不足に陥る可能性が高まる。海外ではすでに病院や航空会社が深刻だ。
ロンドンの病院には11日、スタッフ不足を補うため軍関係者200人の投入が決まり、フランスでは医療従事者が「人手が減る原因は低賃金」として待遇改善要求のデモ。米国のユナイテッド航空は従業員3000人が感染と公表、人手不足から減便も心配される。
安住が最新のAI予測を示すグラフのボードを手にした。名古屋工業大の平田晃正教授による都内の感染者予想で、20日・来週木曜には4373人、2月10日には5030人と、カーブは右肩上がり。
安住「3月3日に5945人、これまで最も多かった8月13日の5908人を越えます」
番組の「ちなみに」コーナーは、米政府首席医療顧問・ファウチ博士の「最終的にほとんどの人が感染すると思う。根絶はできない」との言葉に触れた。だから対策を十分にとりつつ、影響を最小限に抑え込めというわけらしい。
(あっちゃん)