豚の心臓を人間に移植する手術が世界で初めて米国で行われた。世界の死亡原因1位(日本では2位)は心臓病だが、慢性的なドナー(臓器提供者)不足。豚の心臓を使えれば「何千人もの希望」(USAトゥデイ)につながる医学会の大ニュースという。12日(2022年1月)の「THE TIME,」が取り上げた。
「研究の透明性」を
手術は7日、メリーランド大学で末期の心臓病患者、デビッド・ベネットさん(57)に拒絶反応が起きないように遺伝子操作されたもので行われ、経過は良好という。
司会の安住紳一郎アナウンサー「人と豚の心臓は構造が似ているそうなので、外科医は豚の心臓を使って手術の練習をしているといいます」
患者に大きな朗報、医学の進歩と評価の声が上がる一方で、種の壁を超えて生命の操作をするのは倫理的課題でもある。
けさ12日付の毎日新聞のコラム『余録』は手術の意義に触れながら「ヒトと動物の壁を越える生命操作に潜む予想外の危険」も指摘し、「研究の透明性を保ってほしい」と求めた。
安住「私も同じことを思いました」
(あっちゃん)