「大人の仲間入りをした新成人が、晴れの舞台で迷惑行為。爆音を鳴らしながら暴走する様子を独自取材。コロナ禍の新成人たちの思いを取材しました」とMCの谷原章介が切り出した。10日(2022年1月)の「めざまし8」は、きょう「成人の日」を迎えた20歳の若者たちに焦点を当てた。
カズレーサー「迷惑行為は犯罪です」
交差点での迷惑運転など、新成人と見られる若者の傍若無人な行いは今年も至るところで見られたようだ。
千葉県富津市の成人式会場の外では、爆音を響かせながら敷地内を走る改造バイクが。運転している男性は袴姿でヘルメットをかぶっていない。警察官がすかさず注意すると、この新成人は逆ギレ。最終的に、母親が変わりに謝罪して、バイクは父親が軽トラに乗せて帰っていくという情けない結果になった。
カズレーザー(お笑いタレント)は、これらの迷惑行為について「それはもう毎年一定数がやっていて...。こういう行為とコロナ禍のストレスを結び付けがちですが、この2つは関係ないので一緒に報道しない方がいいとは思う。迷惑行為は犯罪です」とバッサリ。
一方で、「めざまし8」のカメラは、ド派手な衣装で知られる福岡県北九州市の成人式に向かった。奇抜な模様を施した巨大リーゼントに色とりどりのきらびやかな袴...と期待を裏切らないド派手ぶりを見せてくれた新成人たち。
その1人、「令和のギャルの神様」をコンセプトにしたという新成人・川田真吾さんは、就職の内定が取り消されるなど、この2年間コロナ禍に振り回されてきたそうだ。成人式後、見守り続けてきてくれた母親に「色々これからも大変だけど、頑張ってください。もう大人なんでね」と声を掛けられると、うなずきながら目に浮かんだ涙をぬぐっていた。
橋下徹(弁護士)「僕は自分が成人式をした時、親の苦労なんて全然分からなかった。自分が親になって、『育てるのは大変だな』と。それが分かって恩返ししようと思った時には父親が他界してしまった。だから、『恩返しするんだったらできるだけ早くした方がいいよ』と一言だけ彼らに伝えたい」
山下真司(俳優)「僕が言うのもなんですけど、世の中の役に立つ、人に愛される人間になってほしい。それが幸せになる道だと思います。ワンフォアオール、オールフォアワンを忘れないようにね」
(ピノコ)