天達武史「10日、11日も雪の可能性」
影響は交通機関だけではなかった。普段は多くの買い物客でにぎわう東京・砂町銀座商店街では多くの店が早仕舞いしていた。営業していたおでん屋は「客足は普段の半分以下。今日が仕事始めだったのに人がいない」と嘆く。
今朝になっても首都高中央環状線は通行止め、その影響で一般道は混雑している。JRや私鉄各社には乱れがないが、全日空は羽田発の9便で欠航があった。
お笑い芸人のカズレーザーは「昨日の帰り道に外を見たら、デリバリーの自転車が走っていた。路面が凍り始めていて危ないので気を付けてほしい」とコメント。
いったいどうして都会はここまで雪に弱いのか。交通事故鑑定人の中島博史氏は、「年に数回しか雪が降らないので、冬用タイヤを準備していない人が相当いる。車での移動は快適なので移動するが、その間に雪が積もってしまうことを想像できない。歩けるくらいだから車でも大丈夫と甘い判断をするが、雪道をノーマルタイヤで走るのは、傾いたスケートリンクを歩くのと同じ。四輪駆動でもノーマルタイヤでは動けなくなる。除雪車が来たとしても、地方と違って都会では積もった雪を捨てる場所がない」とコメント。
鉄道も昨日は多くの路線で遅延が発生。鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は「鉄道はもともと雪には弱い。雪が降ると停止しにくくなる。雪国の電車には雪かきがついていたり、線路にヒーターがあったりするが、都会でそれをするのはコスト的に合わない」と指摘した。
フジテレビ解説委員の風間晋が「スタッドレスタイヤを持っていない人は多い。慌ててチェーンを買うことになるが、選び方はとにかく簡単なものをおススメしたい」とコメントすると、谷原は「チェーンつけるのに1時間もかかったら気持ちが萎えてしまいますね」とうなずいた。
天達気象予報士は「成人式が開かれる10日、11日も雪の可能性がある」と注意を促した。
(バルバス)