新型コロナウイルスの感染が急拡大している。きのう5日(2022年1月)の新規感染確認者数は、全国で前日の倍の2638人と、去年9月以来の2000人超え。最も多かった沖縄県は623人で、「あしたから沖縄県ではまん延防止等重点措置が適用される見込みです」と司会の安住紳一郎アナウンサーが6日の放送で伝えた。米軍岩国基地からの感染が懸念される山口県や広島県にも適用されそうだ。
沖縄県の玉城デニー知事はきのう、9日から1月いっぱいの期間でまん延防止等重点措置の適用を政府に要請する方針を示したうえで「それだけでは収まらないので、さらにどう対応するべきなのか検討したい」と話した。県の専門家会議では緊急事態宣言を求める声も出たらしい。
オミクロン株の感染が拡大中
東京都の新規感染者は390人、直近7日間平均の1日あたりでは1週間前の3倍。小池百合子知事は「現段階ではまん延防止等重点措置については、国に要請を考えていません」としながらも、きょう中に総理官邸で岸田文雄首相と対策を協議する予定だ。大阪府からも吉村洋文知事が「もう第6波に入っている」とコメント、各地で危機感が強まっている。
とくに心配されるのが、オミクロン株の感染だ。国立感染症予防研究所の調査では、沖縄県のオミクロン株が疑われる症例は、先月26日の15%から5日間で97%に上昇した。東京都でも、きのう新たに確認されたオミクロン株患者17人のうち16人が感染経路のわからない市中感染だった。
江藤愛アナウンサー「オミクロン株はきのうまでに40都道府県で確認され、おとといまでの30都道府県から一気に拡大しました」
安住は「私たちやはり感染を阻止するために、日常気をつける必要があります」とまとめて、マスク着用や人との距離(ソーシャルディスタンス)をとる心掛けを改めて呼びかけた。
(あっちゃん)