新型コロナの新規感染者がまた徐々に増えてきている。東京大神宮ではクラスターが発生し、3日(2022年1月)から16日までの一般参拝が中止に。そして東京では3日、103人の新規感染者が確認され、3カ月ぶりに100人を超えた。
4日の「めざまし8」で紹介されたのは、MCの谷原章介と岸田総理の対談。産経新聞との企画で、1日にニッポン放送で放送されたものだ。「オミクロン株拡大が懸念される今、岸田総理に直接、今後の日本のコロナ対策について話を伺いました」と谷原が切り出すと、対談内容の一部が紹介された。
「休み明けにさらに増える」可能性指摘も
谷原「第6波、そしてオミクロン株を怖がっている方もいらっしゃいますけれども」
岸田総理「ワクチンで予防して、検査で実態を把握して、早期治療を飲み薬でやる。次の波がどれだけ高い波をもたらすか。それに対して今言った体制がうまく機能するかどうか。この辺はもうしっかり準備して、緊張感を持って対応すると言うしかないかなと思います」
「めざまし8」ではさらに、感染者数の増加、そしてオミクロン株について議論。
現在の状況について、昭和大学医学部客員教授の二木芳人医師は「年末年始で検査体制が完璧ではない中での増加は、オミクロン株以前にデルタ株による再感染が起きているのだろう」と推測。さらに「オミクロン株の市中感染が加われば、休み明けにさらに増えるのでは。1~2週間で1000人を超える可能性がある」と指摘しているが...。
武井壮(「百獣の王」・タレント)「去年も寒い時季になったらうわーっと増えていたので、特段驚くことでもないとは思います。オミクロンの重症化率や死亡率がすごく高いならばより注意して見守らないといけないが、かなり穏やかだという情報がありますし、感染者数という評価はそこまで気にする必要はではないのではないか」
谷原「岸田総理は対談の中で、オミクロン株への備えについて『最悪な事態も想定しなければいけない』ともおっしゃっていました。検査体制の拡充で、能動的に陽性者を探し、感染拡大を遅らせるというのは良いと思ったのですが、(オミクロン株が)重症化しにくいとしたら、どういう体制をとっておくべきなのでしょうか」
三浦瑠麗(国際政治学者)「インフルエンザの患者数に置き換えると数十万人というレベルだが、それだけの人を入院させる体制はとれない。日本国民は不公平に敏感だが、ここはリスクのある人だけを守るという合意をとらないと」
(ピノコ)