箱根圧勝・青学のキーワードに感心 加藤浩次「2022、日本全体のスローガン...」

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   2日・3日(2022年1月)に行われた第98回箱根駅伝は、原晋監督ひきいる青山学院大学が大会新記録で2年ぶり6度目の総合優勝を飾った。4日の「スッキリ」は、選手たちが生出演、レースの舞台裏を語った。

   1区は異例のスロースタートだった昨年とは異なり、中央大学の吉居大和選手が飛び出し、区間新を15年ぶりに更新する快走をみせる。しかし、青学は総合優勝のライバル駒澤大学と抑えた走りで5位でタスキをつなぐ。続く2区は1年の近藤幸太郎選手が追い上げ、2位に浮上。近藤選手は「きつかったです。ラスト3キロは歩こうかなと思った。監督に笑って登れといわれたが笑えなかった」とレースを振り返った。

  • 日本社会にも通じるような…(写真はイメージ)
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「笑う」効果も

   司会の加藤浩次「笑って登れがキャッチフレーズみたいになってますが、笑うというのは大事なことなんですか」

   原監督「リラックスさせる効果もありますし、テンションが上がる物質も出てくるんです」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「笑顔でパフォーマンスがあがることが立証されている」

   青学は3区で太田蒼生選手が逆転、トップに立った。元陸上競技選手・スポーツ解説者の大迫傑さんは「ハイペースで行きたい東京国際の選手を利用するという、1年生とは思えない戦略的レース」と解説する。

   4区ではキャプテンの飯田貴之選手が過去惜敗した駒大の花尾選手にリベンジする快走で差を広げた。

   飯田選手「全日本駅伝のときは守りに入ってしまった。箱根では集団で来ても首位で来てもガンガン攻めると決めていた」

   原監督「迷った時には攻めろと決めていた。社会全体そうあるべきと思う」

   加藤浩次「2022年、日本全体のスローガンじゃないですか。どうしたらいいですか」

   原監督「失敗した時に、指導者が怒らないことだと思います」

   5区は「若の神」と呼ばれる1年の若林宏樹選手が驚異的な走りを見せた。

   原監督「和歌山県出身で若さあふれるということで今年は若の神。来年は山の神」

   若林選手「後で言われると恥ずかしい」

   森圭介アナ「ゴール中継で『若の神』というか迷った。来年は山の神と実況させていただきたいと思います」

   復路では6区の高橋勇輝選手はペースが上がらず、ライバル駒大との差を10秒縮められてしまった。高橋選手はレース後「チームに申し訳ない」と涙。しかし7区では当日に選手変更された岸本大紀選手が区間賞で差を広げる。8区は当日変更された佐藤一世が15キロあたりで左のお尻あたりを気にする仕草をみせるが、区間2位でトップを守った。

   佐藤選手「力がはいらなくなってしまったので叩いた」

   9区10区はまさに青学の圧勝。区間新が出るんじゃないかと思われていたが、まさにその通りの結果となった。

   9区中村唯翔選手「後ろとの差が開いていたので、スタートから新記録狙ってました」

   10区中倉啓敦選手「中村から『楽しいよ』といわれ、気楽に走ることができました」

   ゴール中継した森アナ「圧倒的な強さで、本当にこの記録が出るのか半信半疑で計算に必死でした」

   レース終了後胴上げされた原監督は「パワフル大作戦成功。大手町の胴上げ、監督冥利につきます」と喜びを語った。青学勝利のポイントだが、原監督は「自分を律する『自律』にある。監督から言われたからではなく、自分で課題を見つけてチャレンジしていく」と語る。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「復路を見てるときは圧勝という感じだったのでドラマに気づかなかった」

(みっちゃん)

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