「さて、1時間ほど前に起きました地震についてお伝えします」。けさ4日(2022年1月)の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎が切り出した。東京都の小笠原諸島で最大震度5強を観測する地震があった。この地震による津波の心配はないということだった。
気象庁によると、午前6時9分ごろ、小笠原諸島で地震があった。震源は父島近海で深さ約70キロ、規模はマグニチュード6.3。母島で最大震度5強、父島で震度4を観測した。
現地住民の声も紹介
警視庁によると、これまでのところ、土砂崩れや家屋の倒壊などの被害は確認されていないという。規模の大きな地震の後は再び強い揺れを伴う地震が発生する可能性があるので、特に揺れが大きかった地域では注意するよう呼び掛けている。
発生直後の父島の映像が映されたが、早朝のためか、人影は見られなかった。安住も「普段と変わった様子は、私の目からは感じられません」と話していた。
父島でホテルを経営している竹澤博隆さんは「こっちに来て30年になりますが、その中では一番大きかったと思います。相当揺れました。いまのところ、目立った被害はなく、停電もありません。約50キロ離れている母島の方を心配しています」
その母島で商店をしている前田豊さんは「いや、すごかったです。久しぶりに。縦揺れですかね。最初グラグラ来て、3~4秒続いたあとに、でかいのがドンと4~5秒、揺れたのは10秒~15秒くらいだと思います。酒の瓶が割れてちょっとお酒くさくなって」と伝えた。映像を見ると、冷蔵庫の中でビール缶が倒れたり、棚のカップ麺が落ちたりしていた。
正月早々、しばらくは注意が必要のようだ。
(一ツ石)