最近、DVDで映画「ビューティフル・マインド」を見ました。この作品は、2001年にアメリカで製作された伝記映画です。
主人公は、「ゲーム理論」の発明者として1994年ノーベル経済学賞を受賞した天才的数学者ジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)です。彼がプリンストン大学数学科を卒業し、希望するMIT(マサチューセッツ工科大学)ウイーラー研究所という軍事施設に採用されるところから物語が始まります。
政府組織は、敵国であるロシアの通信暗号解読を彼に強要し、その極秘任務の重圧にジョン(ラッセル・クロウ)の精神は、次第に追い詰められていきます。
統合失調症の幻影に悩むジョンが、それを克服して、ノーベル経済学賞を受賞するという実話に基づいたストーリーです。
妻アリシア・ナッシュ(ジェニファー・コネリー)の、献身的な貢献がノーベル賞受賞につながりました。
ラストシーンも素晴らしかった
ジョン(ラッセル・クロウ)の演技が凄いのです。天才的な閃きをみせる若い頃から、老人になるまでを見事に演じ切ります。そのギャップに驚きました。
ラストシーンは、若い時に優秀な老学者が皆から万年筆を贈られる光景を傍観していたジョンが、ノーベル賞を受賞した後に自分が万年筆を贈られます。とても胸が熱くなりました。
この作品は、2002年のアカデミー賞で、ジョン役のラッセル・クロウが主演男優賞、アリシア役のジェニファー・コネリーが助演女優賞を受賞し、ロン・ハワードが監督賞を受賞しました。