2021年を締めくくる「第72回NHK紅白歌合戦」に初出場する歌手は10組。中でも注目なのが「まふまふ」さんだ。ネットを中心に活動するアーティストで、若い女性を中心に絶大な人気を誇り、公式ツイッターのフォロワー数は200万超、YouTubeのチャンネル登録者数は300万超を数える。
11月会見では「潔く外したいと思っている」
まふまふさんはメディアに出演する際、マスクを着用していることがほとんどだが、自身のツイッターで「マスクが無いと声を発せない」(14年2月19日)「盗撮軍団のせいでマスク外せない」(14年8月17日)「マスクするとまだ落ち着くんだ!」(15年4月28日)などと度々発信している。16年1月のブログでは「数年前ひどいいじめのようなものにあいました」と、過酷な体験をしていたことも明かしている。
「マスクはお守り」(21年7月11日)ともツイートしていたまふまふさんだが、紅白歌合戦の本番では「マスクをしたままでは歌は歌えないので、潔く外したいと思っている」と取材に答えている(11月19日の出場者発表会見)。辛い出来事を経て今や若者たちのカリスマとして多くの人に愛されるまふまふさんが、大舞台で素顔で輝く姿を見たい。
ジャニーズのグループ「Snow Man」も初出場だが、実は2020年の紅白歌合戦に出場が決まっていた。しかしメンバーの宮舘涼太さんが新型コロナウイルスに感染、他のメンバー8人が濃厚接触者に該当し、出場を辞退していた。
リベンジとなる今年、初出場歌手発表の場で「全国の皆さんに2年分の思いを込めた歌とパフォーマンスを届けたいと思っています」とコメントした通り、悔しさを晴らす最高のパフォーマンスを見せてほしい。
さらに紅白対決のほか、今回のテーマ「Colorful~カラフル~」にちなんだ特別企画として、松平健さんが登場し「マツケンサンバII」を披露するのも楽しみ。東京オリンピックの開閉会式への起用を望む声がネットで浮上するなど、今年人気が再燃した曲とあって、年の瀬のお茶の間を大いに盛り上げてくれそうだ。
(TT)