「『自粛警察』という言葉が生まれました」 安住アナ、「コロナと2年」振り返る

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   「新型コロナに翻弄され始めてからまる2年になります」。けさの27日(2021年12月)の「THE TIME,」で司会の安住紳一郎がこう切り出した。その時々に大きく報じられたニュースは今どうなっているのか。コロナと2年について振り返った。

  • コロナ関連ニュースを振り返った
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休業していたのに「張り紙」

   安住「そもそもの始まりは2019年12月、中国の武漢で初の感染者が出たことでした」。WHO(世界保健機関)は年明けの2020年1月14日、「新型コロナウイルス」と確認した。8日後には感染者400人を超え、武漢はパニック状態になった。中国当局は武漢をロックダウンし、「遊んでいるんじゃない!」とハンマーで麻雀卓を壊す映像が流れた。あれから2年、街は人出が戻り、活気づいている。しかし、感染源ともいわれた海鮮市場はフェンスに覆われ今も閉鎖されたままだ。

   人と会う時も握手ではなく、小池百合子都知事と当時の安倍晋三首相も「グータッチ」。「非接触」がキーワードになった。卓球の選手は勝ってもラケットとラケットの握手。中国ではエレベーターには爪楊枝が用意された。ボタンに直接触れないためだ。

   不足したのはマスク。これも中国の話だが、マスク代わりにミカンの皮を使ったり、おむつを被ったりする人もいた。日本の高校生の恋愛事情にも変化が起きている。告白されても即答できないという。「相手のマスクを取った顔を知らないから、すぐにOKできない」というわけだ。

   安住「全国で初めて緊急事態宣言が7都府県に出されたのは、2021年の4月。私たちは戸惑いもあり、人々の気持ちが空回りして、『自粛警察』という言葉が生まれました」。

   千葉県にある駄菓子店も「自粛警察」の標的となった。休業していたにもかかわらず、「コドモアツメルナ。オミセシメロ」といった貼り紙をされた。店主のおばあちゃんは、今もその貼り紙を持っている。「赤ペンって、あんなに人の気持ちを怖がらせるものなんですね」。やめようと思ったが、「近所の人はもちろん、みなさんの頑張れ、負けちゃだめだよ、といった励ましのお言葉を頂き、もうちょっと頑張ろうと思っています」。来年はいい年であるように。

   安住「私たちはオミクロン株の感染の拡大を警戒しながら3年目のコロナを迎えようとしています」

(一ツ石)

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