「月曜から夜ふかし」は、毎週月曜日の午後11時59分から、日本テレビで放送されているバラエティー番組です。2012年にスタートしました。
企画・演出は、以前もこのコラムでご紹介しましたが、「世界の果てまでイッテQ!」や「1億3000万人のSHOWチャンネル」なども担当している、古立善之君です。
司会は、村上信五(関ジャニ∞)とマツコ・デラックスで、世間で密かに話題になっていることが書かれた「○○の件」のカードを選定し、そのカードの内容のVTRを鑑賞して、2人でトークを行います。
番組のコンセプトは「世間で話題となっているさまざまな件に対して、ちょっとだけ首を突っ込んだり、首を突っ込まなかったりする番組」というものです。
村上信五とマツコのトークも、VTRのタッチも温かい
私が好きなバラエティー番組は、同じ日本テレビでやっていて、残念ながら今年は休止する、大晦日の「笑ってはいけない」と、「月曜から夜ふかし」なんです。
「笑ってはいけない」は芸人を「追い込む」ことで、当たった番組ですが、「月曜から夜ふかし」の面白さは、別の所にあります。
VTRの出演者は素人で、与えられた質問に答えるのですが、そのVTRのセンスが良い意味で「いい加減」なのです。それは、コンセプトにある「世間で話題となっている、さまざまな件に対して、ちょっとだけ首を突っ込んだり、首を突っ込まなかったりする」こと、そのものなのです。
司会の村上信五とマツコ・デラックスのトークも、VTRのタッチも温かいのです。マツコの「毒舌」も、最終的にはフォローが利いていて、決して冷たくはありません。
2022年に10年目を迎える「月曜から夜ふかし」。これからもずっと長続きして欲しい番組です。