オミクロン株への懸念と帰省時期 「THE TIME,」が伝えたジレンマ

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   「おばあちゃんが期待している。やめてと、今はちょっと言える時期ではない」。こんなコロナ対策政府分科会の尾身茂会長のコメントを、24日(2021年12月)の「HOTワード」に「THE TIME,」が選んだ。オミクロン株感染拡大の可能性を指摘したうえでの発言が、年末年始にかかるタイミングで続出する感染者確認の、なんとも切ない現状を示している。

  • 「気を引き締めて対策を」との呼びかけも
    「気を引き締めて対策を」との呼びかけも
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香川照之「気を引き締めて対策をしていきたい」

   きのう23日は、大阪府や京都府でオミクロン株の感染が見つかり、千葉県でも1人、空港検疫では33人。これで国内は200人に達した。大阪と京都は感染経路がわからない市中感染。沖縄でも懸念が強まる。

   司会の香川照之「東京にも近づいてしまったという感覚の方も多いはずです」

   東京都の小池百合子知事は「いつ市中感染が起きてもおかしくない」、名古屋工業大学の平田晃正教授は「帰省などで普段会わない人と会うことが感染拡大につながるとAIは予測している。この時期に感染拡大しなければ、その後のピークは下がる」という。尾身会長の発言は「旅行や帰省は慎重に検討を」と強調するとともに心情を語ったものだ。

   政府は全陽性者にオミクロン株検査を実施するほか、濃厚接触者には宿泊施設での14日間待機を要請する考えだが、この待機要請には強制力がなく、都内にいる濃厚接触者の70%が施設に入らずにいる。各地の施設確保も課題だ。

   香川「本当に(コロナは)おさまってほしい。僕も出たいけど、がまんしなければいけないかと思う。気を引き締めて対策をしていきたい」

(あっちゃん)

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