「オミクロン株」市中感染 AIの試算グラフに安住アナ「また我慢我慢が続くのか」

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   オミクロン株の市中感染が日本国内で初めて確認された。大阪の30代夫婦と10歳未満の女児の家族3人で、海外渡航歴はなく感染経路がわからない。いずれも軽症で入院中。ほかに家族の子ども2人についてもコロナ感染しており、オミクロン株かどうかは解析中という。

   父親は大阪府寝屋川市の小学校教員で、この学校は全教職員にPCR検査をし、1人のコロナ感染を確認したため、今後は全児童にPCR検査を実施する。吉村洋文知事は「他の場所でも発生の可能性は十分ある」「市中感染がすでにあることを前提にした対策を進める」としている。

   このほか、各地の検疫などで新たに72人が確認され、これでオミクロン株の国内累計は160人。専門家からは「オミクロン株が国内にすでに入り、感染拡大を想定するべきだ」との声も出た。

  • コロナウィルスのイメージ
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沖縄米軍キャンプ、部隊の入出国時にPCR検査せず

   一方、沖縄の米軍基地キャンプ・ハンセンで発生した大規模クラスターについて、米軍部隊が出国の際、PCR検査をしていなかったことがわかった。日本到着時にも検査はされていない。ラップ在日米軍司令官は今後は出国前の検査を実施していく方針というが、在日米軍の扱いを定めた日米地位協定で、日本は要請以上の強い措置をとれない。

   沖縄だけでなく、横須賀や厚木など全国各地の米軍基地につきまとう問題。政府はどう対処する気か。米国内のオミクロン株感染状況を考えれば、空港の水際対策だけではなく「基地感染」対策が必要になってくる。

   AIの試算では、市中感染と年末年始の人の動きが重なると、東京都の新規感染者は2月にも3000人を超える可能性がある。このグラフを司会の安住紳一郎アナウンサーは示しながら「今の都ルールでは700人を超えると時短要請を出します。また我慢我慢が続くことになるわけです」と指摘した。ただ、オミクロン株による死者が米国1人、イスラエル1人、イギリス14人という数にとどまっていることもあげ「これまでのデルタ株と同じと考えるかどうか、一回議論が必要です」と締めくくった。

(あっちゃん)

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