22日(2021年12月)の「めざまし8」は「健康寿命」で男性日本一に輝いた大分県での取り組みに注目した。
健康寿命とは、健康上の問題がなく日常生活を支障なく送れる期間のことだ。厚生労働省が20日に発表した健康寿命の平均は男性が72.68歳で女性が75.38歳(2019年)。都道府県別のランキングで、男性では前回(2016年)は36位だった大分県が、急上昇して1位に輝いた。
大分県の取り組み
躍進の秘密は?東北大学大学院の辻一郎教授(公衆衛生学分野)に聞いてみると「いやあ、正直、他県は大分にかなわないんじゃないですか。県全体として、健康寿命などについて非常に意識が高いんです」と答えた。
では、どうやって意識の底上げをしたのか?
県の福祉保健部健康づくり支援課の中川道子課長は「前回の調査で健康寿命の延びが大変悪くて、これはいかんということで、県庁一丸となって頑張っておりました」。具体的には「減塩マイナス3グラム」「野菜1日350グラム」「1日プラス1500歩」を掲げ、県内の飲食店と連携して塩分やカロリーを控えた健康メニューを提供したほか、ウォーキングイベントを開催した。
「結果として医療費の削減にもつながりますし、介護で苦労する方々も少なくなっていくと考えております」と中川課長は話す。
スタジオでは、辻教授から聞いた「健康寿命の伸ばし方」を紹介。それは「きょういく」と「きょうよう」だ。
倉田大誠キャスター「分かっていますか?きょういく」
MCの谷原章介「当然じゃないですか。健康のことを自分で調べて、データを頭の中に入れることですよ」
倉田キャスター「なるほど、勉強しろということですね?...違います!」
倉田キャスターの解説によると「きょういく」とは「きょう行くところがある」、「きょうよう」は「きょう用事がある」だそうだ。社会の関わりが健康につながるということらしい。
谷原「そうなんですよね。目的があると動いてなんだかんだ下半身を使いますものね。人間脚が大事ですから」
(ピノコ)