「オミクロン株の感染者が増えています」と、司会の安住紳一郎アナウンサーが22日(2021年12月)、沖縄の米軍基地や都内の危なっかしい状態を取り上げた。
映像はおととい20日夜の沖縄県金武町の米軍施設「キャンプ・ハンセン」に近い飲食店街に現れた外国人男性2人。マスクなし。女性店主が「怖い」と話す声は深刻だ。というのは、キャンプ・ハンセンでは、きのうまでに207人感染という大規模クラスター(集団感染)が発生していたことがわかったためだ。基地従業員とその家族の4人がオミクロン株にかかったことも確認された。
県知事は「基地からの外出禁止」を日米政府に要請
玉城デニー知事は「米側が持ち込んだオミクロン株により基地従業員の感染を広げることはあってはならない」と危機感を高め、米本国からの軍人軍属の移動停止や基地からの外出禁止を日米政府に要請した。
一方、東京都内では、きのう新たに2人のオミクロン株感染が確認された。
宇賀神メグアナウンサー「きのうの都内新規感染者は38人。ジワリと増加しています」
直近7日間平均は、前週の149・2%。埼玉県でもオミクロン株の新規陽性者が初めて確認された。40代男性で、アフリカ滞在歴があり、17日に帰国した。
番組の「ちなみに」コーナーは、米国内の感染状態に触れた。今月5日から11日までは新規感染者の大半がデルタ株でオミクロン株は12.6%だったが、12日~18日はオミクロン株が73.2%。これでは米軍基地にもオミクロン株が広がり、日本国内の米軍基地から周辺へ拡大する危険が、沖縄に限らず、確かにある。早く封じ込めないと危なすぎる。
きのう岸田文雄首相は、これまでは自宅待機を求めていたオミクロン株濃厚接触者に対し、施設での14日間待機を要請すると発表、すべての国内感染者にオミクロン株の検査を行う方針も固めた。日本中の米軍基地対策も忘れてはいけない。
(あっちゃん)