毎日「THE TIME,」がまとめる「きのうSNSでバズったワードランキング」の22日(2021年12月)の1位と2位は、ファストフードとコンビニの食べ物に関する話題だった。「マクドナルドのポテトLとMが販売中止ということです」と司会の安住紳一郎。で、「ポテトS」がトップ、2位はローソンの「ホットミルク」の半額販売だそうだ。
物流の影響
マクドナルドは全国2900の店舗であさってから30日までの7日間、マックフライポテトのLサイズとMサイズの販売を一時休止する。バリューセットやバリューランチについては、セット価格から50円値引きしたうえでMサイズポテトをSサイズにする。「流通が滞ったのが理由」(安住)だそうで、原材料を北米から運ぶ際の船便経由地であるカナダのバンクーバー港近郊で洪水が発生し、そうでなくてもコロナによる世界的な物流滞りのため輸入が遅れているという。
この話題を都内で若者に聞くと「えー」「マジかー」の反応が返ってきた。「Mサイズが普通でSサイズとか食べないよね」「マックに行くの、減っちゃうかも」「しょっちゅう行っているから、ちょっと困る」
一方、ローソンは大晦日と元日に、130円のホットミルクを65円にする。「あたたかいミルクがおいしい季節ですが、なぜ突然?」と杉山真也アナウンサーが問いかけ、乳牛の映像が流れた。「この子たちが生命を削りながら出している牛乳が廃棄されるなんて、とんでもない事態です」と、牧場主が語った。
コロナにより消費が落ち込んだところに、年末は学校給食がないため、約5000トンの牛乳廃棄が想定されるという。SNSには「わたしも飲もう」の声があがった。「THE TIME,」は、インスタントラーメンと牛乳で作るおいしいレシピを考えた料理研究家や、牛乳をたっぷり使ったプリンのレシピを公開した老舗洋菓子店を紹介し、ナレーションも「うし年の締めくくりは牛乳できまり」と応援に一役かった。
(あっちゃん)