「大阪で起きた放火殺人事件。京都アニメーション放火殺人事件を参考にした疑いが出てきました」と倉田大誠キャスター。21日(2021年12月)の「めざまし8」は大阪・北新地の心療内科クリニックが放火され、これまでに25人が亡くなった事件の続報を伝えた。
クリニックに通院歴のある谷本盛雄容疑者(61)は先月(11月)下旬、大阪市西淀川区の自宅近くのガソリンスタンドでガソリンおよそ10リットルを購入していたことが判明。さらに、自宅からは2年前に36人が死亡し32人が重軽傷を負った京都アニメーション放火殺人事件に関する記事(新聞紙面)が見つかったという。
事件直前の防犯カメラ映像
事件直前の防犯カメラには、谷本容疑者と見られる男が自転車に乗り、通行人が歩いている商店街を走り抜ける姿が映っていた。自転車の荷台には白い大きな袋のようなものが確認できる。
倉田キャスター「計画的犯行の可能性も出てきました」
三浦瑠麗(国際政治学者)「雑居ビルの特性を熟知した上で、過去の事件の手口を参考にした形跡があるということですよね。日本中の雑居ビルは色々なところに脆弱性はありますが、全部の構造を作り変えるというわけにもいかない中、どうするべきか」
三浦氏はさらに、「昨今目立つのは孤独とか、自分が社会から必要とされていないという感情を抱えたり、だれかに恨みを抱えたりする人の犯罪。今回は自分から火に飛び込んでいるわけで、誰かを傷つけたいという気持ちと自分に対する加害がいっしょくたになり、犯罪に結びついてしまったケース。そこらへんをよく考えて、どういった対策をしていくべきか検討する必要がある」と指摘した。
(ピノコ)