20日（2021年12月）の番組冒頭、MCの谷原章介が「今日は本当に残念なニュースからお伝えしなければなりません。一昨日（18日）、女優の神田沙也加さんが亡くなりました。35歳でした。彼女に一体何があったのか。ミュージカルで活躍する彼女の訃報に、芸能界から悲しみの声が相次いでいます」と悲痛な面持ちで伝えた。
「めざまし8」は、神田さんが転落したと見られる札幌市内のホテルのオーナーを取材。オーナーによると、客室の窓は換気のために開けられるようになっていたが、最大で15センチまで。屋上に行く通路には鍵がかかっており、転落が起きないよう安全対策はしっかり行っていたという。
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神田沙也加さんのオフィシャルブログより
谷原章介「心だけが、知らせを聞いた時のまま取り残されている」
神田さんが亡くなる10日ほど前に会って話をしたという友人の青木美沙子さんは「その時は変わらない様子で、いつもよりも元気そうだったので本当にびっくりした。『コロナ禍で舞台がなかなかできなかったから、今は舞台ができていることがすごく幸せ』と、前向きな話しかしなかった」とショックを隠せない様子だ。
歌手の松田聖子さんと俳優の神田正輝さんの間に生まれた沙也加さん。両親の離婚後、歌手としてデビューし、「本物になりたい」と努力を重ね、名実ともに日本を代表するミュージカル女優に成長した。
先月、神田さんが出演する舞台を取材したリポーターの島田薫さんは、そのストイックさについてこう語る。「彼女は本当に独特で、減点方式というのを取っている。舞台が始まる時に自分に100点の持ち点を付けるんです。そして減点して何点残るかをやる。ものすごくつらいと言っていました」 谷原は「うちの娘が本当に『アナと雪の女王』が好きで、何度感動させて頂いたか...。思い出すのはかわいらしいコケティッシュな演技と透き通る歌声。心だけが、知らせを聞いた時のまま取り残されているような感じです」とコメント。
16日、舞台「マイ・フェア・レディ」公演のために札幌入りした神田さん。17日の昼頃には普段通りの様子で劇場での稽古に参加していたが、舞台本番だった18日、午前10時の集合時間に現れず、午後1時ごろにホテル14階の屋外スペースで倒れた状態で発見された。転落直前には父の正輝さんに電話をし、誕生日の前祝いの言葉をかけていたという報道もある。警察は事故と自殺の両面で調べている。
（ピノコ）