どうしてこんな大きなものがなくなるの? 駅伝優勝旗紛失、谷原章介の疑問へのヒント

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   毎年元旦の風物詩、実業団の駅伝日本一を決めるニューイヤー駅伝で今(2021)年、12年ぶり3度目の頂点に輝いた富士通が優勝旗を紛失していたことが、12月16日に明らかになった。会見した同社執行役員常務は「優勝旗の所在不明が判明した。責任を重く受け止めている。大変名誉なものを預かっているという意識が十分でなかった」と謝罪した。

   65回の歴史ある大会の象徴ともいえる優勝旗の紛失に、日本実業団陸上競技連盟は「歴代優勝チームへの謝罪など、適切な処置をお願いする」とコメントした。紛失したとされる優勝旗は、全長201センチ、布部分は106センチ×115センチと大きいもの。いったいそれが、どういう理由でなくなったのか。取材を進めると、そこにはコロナ禍の「ある事情」が浮かんできた。

  • 優勝旗はどこに?(写真はイメージ)
    優勝旗はどこに?(写真はイメージ)
  • 優勝旗はどこに?(写真はイメージ)

倉田大誠「見かけた方はぜひご連絡を」

   司会の谷原章介も「空港でのロスバゲじゃないんだから、どうしてこんな大きなものがなくなるの?」と疑問を呈する。

   富士通によると、優勝旗は来客フロアに飾られていたが、コロナ禍で来客も少なく、箱に収納してしまっておくことになった。箱は長さ1メートル、幅30センチ、奥行き30センチで、8階の総務部に収められた。6月に総務部の引っ越しがあり、8階から31階に移る際に、保管品は9階に移動された。この時点では優勝旗の所在は確認されていたという。

   ところが11月になって優勝旗を返還する段になり、所在不明が判明したという。

   富士通によると、9月に保管品の一部の廃棄処分があり、残された保管品は24階に移されたというが、可能性としてはその際に紛失したのではないかという。

   お笑いタレントのカズレーザーは「そこで捨てちゃったんじゃないかなぁ。コロナで出社する人数も減っていて、保管品の中身を全員が共有できていなかったのでは。処分をしたのは外部の人だろうし、しょうがないのではないかと思う。オフィスにはよく『謎のゴルフバッグ』があったりするので、そうしたものと一緒に処分してしまったのではないか」と指摘。

   レポートした倉田大誠アナは「見かけた方はぜひご連絡をお願いします」と訴えた。

(バルバス)

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