「どうして今...」
もう1つは伝法院通りの店に掲げられている住所表示。反対派の区議は「住所表示は公的なもので、区は長年商店街の存在を認めてきたためではないか」と話す。しかし、区の道路管理課長は「郵便配達のための便宜上のもので、商店街を認めているわけではない」と主張している。区議会は、こうした問題の解決のためにも、司法に移していきたい」として、提訴に踏み切った。
西林会長は「どうして今、『ここをどけ』となるのか。詳しく聞きたくとも、これまでそういう話し合いの機会はなかった」と話す。商店会では1万筆の署名を集め、陳情書も提出しているが、願いはかなわなかったという。
山田秀雄弁護士によると「裁判所は和解による解決に持っていく可能性も。こうしたケースは半分近くが和解」と述べ、その方法としては、営業を続ける代わりに店側が区に対価を支払う、撤去しても別の営業可能な場所を提供するなどの和解手段があると話した。
司会の谷原章介は「いやぁ、理由もわからないので何とも言いようがない」とコメント。
女優の遼河はるひは「歴史もあるし、なじみもある商店街がなくなるのは寂しくて切ない。40年間放置した区がけじめをつけなきゃと考えるのもわかるが、話し合いがないというのは残念。裁判の前に話し合いの機会を作ってほしい」と訴えた。
フジテレビ解説委員の風間晋は「この商店街をなくした後、区は何をしたいのか。プランが見えてこない。これでは誰も納得しない。みんなが望む街づくりがあって、そのためにこうしたいというものがなければ、話ができない」と指摘した。
谷原は「まずはきちんと話し合いの機会を持っていただきたいと思います」とコメントした。
(バルバス)