2020年に行われた国勢調査の結果をもとに計算された50歳で結婚したことのない人の割合「生涯未婚率」が、男性25.7%、女性16.4%と、男女ともに過去最高を更新した。そのなかで、都道府県別の生涯未婚率ランキングで、東京を上回る県があった。東京の20.1%を上回り、20.3%で1位になったのは高知県だったのだ。この結果に驚いたのは、独身研究家の荒川和久さん。「理由はわかりません。急に上がって来たのが高知県でした」と話す。
「高知の女は強い」「自立しているから」???
番組では高知県で暮らす未婚女性たちに話を聞いた。彼女らによると、「男の結婚年齢が若い。気付いたら誰もおらんようになっている」「高知の女は強いから嫌だって、県外の女性と結婚する男性が多い」。事実、高知県は女性の管理職の割合は18.8%で全国3位でもある。また「働いている女性が多く、自立しているからでは」という意見もあった。
モデルでタレントのトラウデン直美は「自立して生きていけるなら結婚しない選択もアリだと思う。ただ、結婚したいというのならなんとかしないといけない。私はどっちでもいい。そういうタイミングが来たら考える。そういう人も結構多い」とコメント。
社会学者の古市憲寿は「タイミングがあればいいけど、僕みたいにタイミングが永遠に来ない人もいる」とスタジオの笑いを誘った。
独身研究家の荒川さんは「地方では結婚したくても経済的余裕がなく結婚できないという理由が多く、東京など都市部では経済的余裕はあるが、結婚しない自由を選択するという理由がある。二極化している」と話す。
古市は「生涯未婚であっても問題はないが、少子化は問題。結婚してもしなくても子供を産める環境を作ることのほうが大事」とコメント。
弁護士の橋下徹も古市に同意し「法律婚をしていなくてもサービスを受けられる社会にしていかないといけない。僕は30年結婚しているが、結婚にはどれだけの我慢が必要かということ。古市さんには絶対に無理ですよ」と話す。
司会の谷原章介は「フランスでは事実婚を認めて出生率が上がっています。それにどうして50代で生涯未婚の統計を取るのか、その意味がわからない。60代になってからパートナーを作ることだって認めてもいいはず」と指摘した。
(バルバス)