古市憲寿「裏側には寂しさがある」
過剰摂取の危険性について法科学研究センターの雨宮正欣所長は「酒など、同じような作用を持つものを併用することは非常に危険。連用すると体にダメージが蓄積。問題ない量でも症状が出る恐れがある。簡単に入手できる市販薬は手を出しやすい。より刺激を求め、強い薬物にエスカレートする危険性がある」と指摘する。
岡田理事長は「相談し来る子供たちが言うのは、親に怒られるので救急車で運ばれない程度にやっているということ。今の子は注意されても言い返せず、悩んで相談してくるケースが多い。コロナ禍でネット上の仲間と信頼関係を築いて、緊急事態宣言明けに会うことになったという人もいる」と話す。
谷原が「子供がやっていたら、僕は怒ってしまうかも」と話すと、岡田理事長は「自傷している場合もあるので、頭ごなしに怒らず、なんでそうするのか聞いてあげてほしい。聞いてあげないと心を閉ざして、ネットに行ってしまう」と訴える。
社会学者の古市憲寿は「SNSで救われる人もいる。こうしたことの裏側には寂しさがある。人間関係を改善するしかない」とコメント。
モデルでタレントのトラウデン直美は「自分で自分が悪いと思っている部分があるが、怒られると理解されてないと思ってしまう。ネットで救われている部分があるのは事実だが、学校や家以外に居場所や逃げ場所を作っておくことが大事だと思う」と話した。 谷原は「コロナ禍でそういう居場所を探す行為もできなかったという面もある」とコメントした。
(バルバス)