「女芸人No.1決定戦 THE W 2021」(日本テレビ系)。2017年の第1回から見ているが、過去5回の中で今回(21年12月13日)が1番面白かった。回を重ねるごとに良くなってきたように思う。これまで「M-1」と比べると実力の差が明らかで、それでいて賞金1000万円というのはどうも釈然とせず、それに関しては今もモヤモヤするが......。
聞きたかった最後の講評
優勝は「オダウエダ」の2人。これについては賛否両論あるようだ。実をいうと、私も決勝に残った3組(Aマッソ・天才ピアニスト・オダウエダ)の中では1番ないかな、と思っていたので正直驚いた。審査員票は2票・2票・3票に分かれていて大差ない。笑いの好みはそれぞれなので、時の運としか言いようがない。それにしても、最後の講評がなかったことには文句を言いたい。なぜ、このコンビに1票を投じたのか、それぞれの審査員から納得できる答えを聞きたかった。
ハイヒール・リンゴが、久本雅美の前には女優ライトがあるのに、自分のところにはない、と文句を言っていたが、それで時間が無くなったのだろうか。
今回、1番楽しみにしていたヒコロヒーが不調で残念だった。台詞は噛むし、早口になるし。昨今、テレビで人気だが、多忙でネタを稽古する時間がなかったのかも!?
アンガールズ田中が「オダウエダ」に投票したのは、同じ事務所のAマッソに入れてとやかく言われたくない、という気持ちもあったかもしれないが、「オダウエダ」のカニのストーカーのネタに反応したのではないか、と。田中といえば「カニ」の持ちネタがある。「オダウエダ」を盛り上げて、「カニ」コラボを目論んでいるのでは......。などと妄想してしまうのも、審査員の講評がなかったから。真実はいかに。
(大熊猫)