日本の海に異変 「カニ不漁」「サバ豊漁」の理由

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   「日本の海で異変が起こっています。石川県や兵庫県では旬のカニが不漁で、北海道ではサバが豊漁、イルカの大群も目撃されたりしています」とけさ15日(2021年12月)の「スッキリ」で岩田絵里奈アナが伝えた。

  • 日本の海に何が?(写真はイメージ)
    日本の海に何が?(写真はイメージ)
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「スッキリ」が伝えた漁師の声

   北海道羅臼町ではサバが例年の100倍の水揚げになっていて、カマイルカが1000頭も沿岸を泳いでいる。いずれも海水温が高いのが原因と見られ、北海道東部沖は12度と平年より2度も高く、サバにとっては好きな水温。この時季は東北沖にいるはずのカマイルカも、まだ下りてきていないのだ。イルカに詳しい京都大の三谷曜子教授は「12月に根室沿岸にいるのは聞いたことない」と話す。

   日本海ではズワイガニ漁がさっぱりだ。石川県加賀市の漁師は「解禁直後はよかったけど、12月に入ったら4分の1に減った」と嘆く。やはり水温の影響のようで、「いつもより3~4度高いんじゃないか。水温の低い深いところにいるのかもしれない」と話す。

   この不漁で、水産会社によると、ズワイガニは1匹(杯)3万円と去年の1.5倍、毛ガニは2万5000円と2倍で、「こんな急騰は初めて」と驚いている。カニは年末年始のご馳走だけれど、今年は手が届かないかも。いえ、ウチは臨時給付金が来ますって? いや、それはカニ資金じゃないの! 教育補助なの! でも、そういうふうに使う世帯は多いだろうな。

(カズキ)

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