「接点はSNS」めぐり「スッキリ」で論議 女子高生「誘拐」で男女逮捕

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   京都市内の女子高生(19)を誘拐したとして、滋賀県警はきのう13日(2021年12月)、いずれも無職の入江公史郎容疑者(38)と金城え夢容疑者(21)を逮捕した。3人の居住地は、入江容疑者は滋賀県守山市、金城容疑者は岐阜県関市、被害女子高生は京都市とバラバラ。

   11日午後3時半金城容疑者は「知り合いの男の家にいるけど来ない?」と電話で誘い出し、午後6時に京都市内で合流、入江容疑者宅に向かった。翌12日午前11時、金城容疑者が廊下に倒れている被害者を発見、119番通報したがその場で死亡が確認された。死因は薬物中毒とみられ、室内からは抗不安薬や睡眠導入剤など100錠分の空き殻が見つかっている。被害者に目立った外傷や着衣の乱れはなかったという。

  • 番組ツイッターより
    番組ツイッターより
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被害者は死亡、警察は薬物めぐる経緯も捜査

   金城容疑者が「誘拐は間違いない」と認める一方で、入江容疑者は容疑を否認。警察は薬物摂取の経緯について捜査を進めている。

   14日の「スッキリ」は事件のナゾに迫った。年齢も居住地も異なる3人だが、接点はSNSだという。SNSは出会い系や自殺志願者募集ではなく、金城容疑者は「3人ともSNSで知り合い、(被害者と)会うのも初めてだった」と供述している。金城容疑者を知る人は「5年くらい前の町内会旅行で目立っていて『なんだこいつ』と思った。15、6歳だったと思うが派手な頭で喫煙所で平然とタバコを吸っていた。見た目はそんな感じだけど、すごく悪そうな感じではなかった。その時以来見かけていない」と証言。

   一方、入江容疑者と4、5年前に仕事で接点があったという人は「カメラマンみたいな感じ」と語る。コロナで仕事が無くなったとアパートの家賃は滞納。退去を巡って裁判で争っていたという。

   高橋真麻(フリーアナウンサー)「薬物をどのような状況で飲んだのか飲まされたのか。SNSによる出会いだが、親がいくら言っても中学高校になると自分の意思で会いに行っちゃったりできる。人間の心理として会ってみたいという興味がでてきてしまう」

   司会の加藤浩次「SNSの中で信用が生まれていく可能性が高い」

   ロバート・キャンベル(日本文学研究者)「未成年に限らず、誰にも行き先を告げずに公共の場所ではないところに向かうことが極めて危険」

   前田裕二(実業家)「本来、SNSプラットフォーム側にできることがある。国内SNSであれば規約違反の出会い情報が交換された際にブロックするなどできる。問題は海外のSNSが流行ったことで個人間のやりとりに対する規制が及びにくくなっている。日本で広がっているアプリがほとんど海外のものなので、こういう事故が起きる前提で対応しなければいけない」

(みっちゃん)

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