12月10日(2021年)放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は、俳優の佐野史郎さんがゲストだった。
佐野さんは5月、腎臓機能障害のため連続ドラマ「リコカツ」(TBS系)を途中降板していた。これまで詳しい病名は公表していなかったが、この日の放送で初めて「多発性骨髄腫」を患い、現在闘病中だと告白した。
多発性骨髄腫だった
多発性骨髄腫は血液のがんの一種で、腰や背中、肋骨などに痛みがあらわれるほか、倦怠感、めまい、動悸、頭痛、発熱などの症状がみられるという。
佐野さん「仕事忙しくしててあちこち飛び回ってたんですけれども、ドラマの撮影のさなか、夜中に39度出たんです。それはさすがにないことなので、これはコロナにかかったかなと思って、翌日検査しに行ったら陰性だったんです。でも撮影現場行くわけにはいかないので、血液の検査をしたら、白血球の数がちょっと異常だっていうことで、詳しく調べましょうと。翌日詳しく調べてもらったら多発性骨髄腫の疑いがあるということで、すぐ入院ですって」
病名を公表してこなかった理由については、「ドラマの放送中なので、大変な騒ぎになってしまうのではないかということで、ちょっと控えましょうということになって」と説明した。
今回告白するに至ったのは、
「仕事関係の方に黙ってるのも変な話で、かと言って聞かれてもないのにわざわざ言って回るってのも何かおかしな気持ちだったので、今回(徹子の部屋出演の)お話いただいて、出演中のドラマ(言霊荘、テレビ朝日系)の撮影も全部終わりましたし、徹子の部屋で徹子さん前にして黙ってるわけにはいかないですね」
とのことだ。
入院中は敗血症も発症し、高熱が下がらず苦しい状態だったというが、退院後は再びドラマなどの舞台で活躍している。
「入院中、退院直後は本当に仕事ができるのかどうか不安でしたけど、こんなに普通に仕事ができるとは思ってなかったので、自分でもびっくりしてます」という佐野さんに、徹子さんも「うかがってなければ病気の方だとは思えませんね、全然。顔色いいし」と驚いている様子だった。