福島空港が「太っ腹」な企画で注目されている。11月1日(2021年)から始めた、定期便利用者に対する現金5000円キャッシュバックキャンペーンを行っているのだ。往復すると、キャッシュバックは1万円になる。手続きも簡単。利用日当日に福島空港の専用カウンターで受領証に名前を書くだけだ。福島空港発着便はもちろん、乗り継ぎ利用でもキャッシュバックされるとあって、乗客からも好評だ。12月10日の「めざまし8」が紹介した。
福島県庁空港交流課主幹の佐藤安弘氏は「新型コロナウイルスで利用が落ち込み、利用回復を図るのが目的。観光やお土産、食事に使っていただければ」と取材に答えた。
「全部、気前よく使ってくれるお客さんも」
司会の谷原章介は「素晴らしい」と絶賛。「この前にお伝えした2回に分けて10万円を給付するという話と比べると余計そう思う。リアルキャッシュバックですよね、久しぶりに見た気がします。それに手続きの簡便さ。10万円給付も、来た人に証明書出してもらって10万円渡したほうがよっぽど簡単な気がする」とコメント。
太っ腹企画のおかげで空港利用者も増えている。キャンペーン実施前の10月には1万1000人だった利用者数が、11月には1.4倍の1万5000人になった。空港の売店にも恩恵があった。利用客が増えただけでなく「キャッシュバックされた5000円を全部、気前よく使ってくれるお客さんもいる」(売店)という。
谷原は「あ~、いいね。貯金に回るのじゃなく、使ってくれる。本当は国もこれがやりたいんですよね」と笑う。
タレントでモデルの世良マリカは「5000円頂いたら、私もその場で、いいものを買ったりして使いますね」とコメントした。
実は福島空港のほかにも同様のキャンペーンを実施する空港はある。茨城空港では到着便利用者にレンタカー48時間まで1000円で利用できるキャンペーンを、石川・のと里山空港では、3歳以上の未就学児に1万円キャッシュバックを行っている。
(バルバス)